エデンの檻　第3巻｜ 山田 恵庸 (著)

突然の飛行機事故でアキラたちが放り出されたのは、巨大絶滅獣が闊歩する謎の島。それでもりおんや、真理谷（まりや）らと協力し生き抜いてきた。そんな中、アキラたちを正体不明の奇病が襲う！　目を赤くして死んでいく仲間。打つ手がないまま、ついに病魔はアキラの身体へも……！　アマゾンより引用

エデンの檻　第3巻

第2巻からの続きになります。表紙には学生服姿のアキラ、それと鍵を握りしめて拳を作ってる金髪の同級生、矢頼が描かれています。謎の島で生き残るために活躍するアキラを早速見ていくことにしましょう。

謎の島に墜落したアキラたちは真理谷、りおん達と行動を共にしていた所、超問題児と言われている矢頼たちのグループと遭遇することになります。アキラはよろしくなと手を差し出して握手をしようとしたのですが、矢頼たちは完全に無視して何処かに行ってしまいます。

そして、矢頼たちはアキラたちが見つけた洞窟に入り、その中で矢頼の仲間たちが、食料を奪ったり女性の下着を引っ張り出したりして好き勝手なことを始めるのですが、アキラが止めに入るとそこでまた、殴り合いになり揉めてしまうことになります。

真理谷はこの島で見かける動物がおかしいことに気が付き、持っているノートパソコンで色々と調べているのですが、アンドリューサルクスなどは頭骨の化石が一部見つかっているだけで、直接見ることが出来ない動物がなぜここにいるのかを考えます。

その時、矢頼がりおんのセーラー服を突然破り始め、悲鳴を上げたりおんを助けようとして、アキラが矢頼に殴り掛かるのですが、どうやら矢頼はりおんをこのままにしておくと腕に障害が遺るといい、適切な治療を行うようにアキラに指示を出すのでした。

矢頼と行動をともにしていた女教師、操栖が、みんなを無事に家に送り届けると話していた際、突然その場で倒れてしまうのですが、その本当の原因を知らないアキラたちは死神の鎌が自分たちの頭上に落とされようとしていることまだ理解していませんでした。

倒れてしまった操栖は風邪のような症状で寝込んでしまっており、よく見ると目が真っ赤に充血していて、医者が居ないこの世界でどうすればいいのかと皆が話していた時、他のメンバーも目が真っ赤になってきており、伝染病ではないかと疑い始めます。

それをみた、矢頼は今すぐこの洞窟から出て行けとアキラたちを追い出すことになり、他のメンバーは俺達が先に見つけた洞窟だと抵抗するのですが、アキラは矢頼の指示通りにしようと、そのまま洞窟から出ていくことになります。

アキラは矢頼には何かしら考えがあり、それを理由に自分たちを洞窟から追い出したことを悟り、それをメンバーに説明したいた所、今度は真理谷の目が真っ赤に充血してしまい、その場で倒れてしまうのでした。