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母の死をきっかけとした【再上映】で、18年前の過去に飛ばされた悟! かつてない程の過去に飛ばされた先で見たもの、それは…連続誘拐殺人事件で殺された少女・雛月加代の家庭内に潜む闇だった…! ? アマゾンより引用
僕だけがいない街 第2巻
第1巻からの続きになります。表紙には小学生の男女が狭い物置部屋の中でその部屋に入ってくる得体の知れない大人から身を守るように構えている様子が描かれています。早速中身を見ていくことにしましょう。
昭和63年2月15日。小学生の時代のリバイバル(タイムスリップのようなもの)が始まった悟は教室に入り、担任から席に付けと言われて、自分の席が分からないので探していた所、空いている席があったのでそこに座ろうとすると、同級生から寝ぼけてんの?、その席は雛月の席だべ、と言われてしまいます。
担任が今日は月曜日・・、雛月は今週も遅刻・・・と出席簿を読み上げ、悟の事を見ていた女子が悟は雛月のことが好きなのか?と話して来るのですが、悟はこれは現実なのか?、本当に昭和63年に来てしまったのか?、と現在の状況を焦りながら確認していきます。
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夢か?、妄想か?、リバイバル?、18年も前だぞ?、走馬灯なんかじゃねえ、俺、今本当に生きてんのかな?・・・。不安になってきた悟は、ふらつきながら頭がいたいので保健室にいくと隣りにいたケンヤに話すと、ランドセルを持ってか?と不思議がられるのですが、そのまま走ってその場から立ち去ります。
俺はどうすればいいんだ?、何でこんなわけのワカンネーリバイバルが起こる?、おふくろは今どうしている?、母親のことが心配になって、急いで自宅に向かって走り出す悟・・・。その時遅刻して登校していた雛月とすれ違うのですが、悟は気がつくことはありませんでした。
自家のアパートに帰ると、鍵がかかっており、ドアを何度も開けようとしている悟を不審そうに見ていたおばさんをみて、思わず声をかけると全く関係ない人であり、しらねーやつかよと落ち着き、鍵の隠し場所である牛乳入れの後ろから鍵を取り出し自宅に入ります。
すると、台所には母親が作ったおにぎりが置かれていて、それを見た悟は母親の無事を確認し、リバイバルが始まる前の世界で殺されてしまった母親のことを思い出しながら、ほっとしてその場で寝てしまうことになります。
この世界では母親は無事だったのです。
悟が暫くの間、戦隊モノのキャラクターのお面を手に持ったまま畳の部屋で寝ていると、母親がただいまと帰ってきて、その姿を見た悟は、嬉しそうに母さんと声を出すと、感が鋭い母親は、かあさん?、といつもと違う悟の口調に不思議がりながらも優しく答えるのでした。
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