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特攻の島 第6巻|佐藤秀峰 (著)

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水中特攻兵器「回天」での作戦に臨んだ渡辺。だが「回天」の故障により出撃できず帰還した。再びの特攻作戦へ志願する渡辺だったが、板倉指揮官は拒否。渡辺に後進の指導を命じる。目標を失い、心定まらない渡辺に、軍上層部の人間から心無い言葉が…。アマゾンより引用

 

特攻の島 第6巻

 

第5巻からの続きになります。表紙には第1巻の頃と比べて、随分おとなになったように感じる渡辺が描かれているのですが、もう髪も伸び放題で、口ひげも全く沿っておらず、潜水艦の中から長期間において陸上に上がっていないイメージですね。

この中に前回の金剛隊の帰還者がいるそうだな・・・。いつの出撃でも1本や2本はオメオメと帰ってくるのだ、こんな訓練の搭乗員だから戻ってくるのだ。出ていく以上戦果を上げなければ何にもならん・・・。

鉢巻をしめ、日本刀を振りかざして得意になって出ていくだけが能じゃないのだぞ。卑怯者め・・・。軍上層部から来ている上官はそのように、回天の生き残りである渡辺に対して、何度も罵声を浴びせるのでした。

2月20日。千早隊先発隊。伊368潜が大津島を出撃した。大勢の訓練生たちが大日本帝国バンザーイと見送りをする中、それを遠くの砂浜から一人じっと見つめる渡辺は、もう生きていても仕方がない、俺は生きる屍だ、すまない関口、俺もそっちに行くよ・・と一人で海の中に向かって歩いていきます。

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その時、渡辺がいなことに気がついた一人の隊員が、長官に指揮官、渡辺の姿が見えませんと報告をし、指揮官は捜させろ、今すぐにだと指示をだすのですが、そのときには既に渡辺の体は頭の先まで海の中に浸かっている状態でした。

どうせ皆死ぬ。生きていたって意味なんかないんだ。伊368潜水艦の甲板で日本等を掲げて出向している回天隊員たちを見ながら、渡辺は生きる気力をなくし、そのまま海の底深くに沈んでいきます。

その時、渡辺を探していた訓練生の一人が、海の沖でかもめがたくさん集まっている場所に気が付き、そこに渡辺が浮かんでいるのを発見します。冬の海に浸かっていた為、体温がかなり低下していたことを告げ、命には別状はないことも指揮官に伝えます。

医療用ベッドの上で、意識朦朧として目を覚ます渡辺に対して、指揮官は千早隊が出撃した事を話し、私が初めて戦場に出たのは、16年の真珠湾のときだった、伊169潜の水雷長として攻撃に当たったが失敗した話、以来7度の作戦に従事し生還した話をきかせます。

そこで指揮官は規律をして帽子を取り、先だっての研究会で軍令部の上層部が特攻の帰還者を卑怯者呼ばわりしたことが許されないことだ、貴様は命をかけて戦場に出て生還した・・・恥をかかせてすまなかったと謝罪の言葉を述べるのでした。

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