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山賊ダイアリー 第4巻|岡本健太郎 (著)

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身悶えるジビエ(野生肉)の愉悦! とある日は牛タンより美味(!?)なイノシシのタンに舌鼓。またある日は、オスのイノシシの臭味に悶絶。狩りに釣りにイモ掘りに、新米ハンター・岡本は今日も山へ行く。空気銃と罠を駆使し、時にはラペリング降下で獲物を回収。山に遊び、糧を得る究極のアウトドア! 猟犬の成長を見守り、来季に思いをはせる初猟シーズンファイナル! アマゾンより引用

 

山賊ダイアリー 第4巻

 

第3巻からの続きになります。表紙には釣り餌に食いついたすっぽんが描かれていますので、今回は山だけではなくて川での狩猟も含まれているのかもしれない期待が持てます。

岡本さんが子供の頃、1巻で紹介されていたシベリアから戻ってきた、あのおじいちゃんと一緒に罠を使って雀を捕まえていた子供の頃の思い出から始まり、そこで捕まえた雀を焼いておじいちゃんと一緒にスズメを食べていたそうです。

ここで、スズメについての解説があり、どうやらスズメには2種類がいて、普通のスズメは秋から冬にかけて田畑や民家の周囲に群れて生息、ピョンピョン飛び跳ねて歩く方。それともう片方がニュウナイスズメ、こちらは穴の中に営巣するスズメ、普通のスズメより目にする機会は少ない、赤っぽい色をしているそうです。

ニュウナイスズメはこの漫画で初めて知りました。

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岡本さんが大人になり、焼き鳥屋さんでメニューにスズメの丸焼きがあったのを見て注文してみたら、なんだか痩せていて、おじいちゃんに食べさせてもらったスズメとは別物だったらしく、店主に聞くとそりゃ輸入物だからねの一言。

それがきっかけで、もう一度あのスズメの焼き鳥を食べたいと思った岡本さん。

2010年1月17日。

そこにはスズメを求めてバイクで走り回る岡本さんの姿があったのでした。

昔はうるさいほどいたはずのスズメがあまりいなくなっているらしくて、最近は稲木架けをしなくなったり、稲刈りをしたら天日で干した後、脱穀をするのですが、現在はその工程をライスセンターに委託するのが普通になったからだそうです。

おじいちゃんから教わった、小鳥を調理するコツは、鳩より小さな小鳥は骨ごと食べるので、背骨や手羽などのふとい骨は包丁の背で砕きます。ただし、まれに自分の顔を方向で切る人がいるので注意してくださいとのことです。

スズメを探してバイクで走り回る岡本さん、どうやら田んぼでスズメを見つけたらしいのですが、ポンプ式の空気銃で何度狙撃しても、捕らえきれなかったらしくて、残念ながら、穫れる気がしないと落胆しながら手ぶらでその日は帰宅しました。

その辺にいるスズメって食べると案外美味しいものなんですね、ただ、あれだけ小さいとライフルとか空気銃では捕獲が難しいでしょうし、罠に関しては法律の問題があるのでしょうから、スズメはなかなか食べれない食材になってしまったのかもしれません。

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