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そば屋幻庵 第11巻| かどたひろし (著)、梶研吾 (著)

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大人気シリーズ第11巻!!かどたひろし氏が、江戸っ子たちの粋と人情を、美麗かつ艶やかな画で描き出す!身分を隠し、蕎麦作りに熱中する玄太郎の屋台[幻庵]には、様々な想いや事情を抱えた人々が訪れ、色とりどりの物語が繰り広げられる。[幻庵]の人気転覆を狙う男の陰謀劇や、育ての親に心労をかけてしまった義賊の物語、兄からの独立を目指す娘の奮闘記…… アマゾンより引用

 

そば屋幻庵 第11巻

 

第10巻からの続きになります。今回の表紙は頭に手ぬぐいを被り、キセルを持って樽の上に座っている玄太郎、手前にはきれいな着物を着て蕎麦を手に持っている藤丸が描かれています。

冒頭から廃屋のような小屋の中で、怪しげな男から、俺に力を貸せば借金をチャラにしてやると話を持ちかけられ、それを黙ってきいている男が座っていて、その話を聞いている男の目は真剣そのものです。

その頃、玄太郎の屋敷では、外では雨が降る中、1人座敷の中で囲碁を打っている玄太郎がいて、どうやら息子の嫁が妊娠をしているらしく、かつての自分のことを思い出していました。

その後、やっと雨があがったと縁側に出て嬉しそうな顔をします。

雨が降るとそばの屋台が出せない為、それで雨が止んだ事に喜んでいる玄太郎の屋台には、いつもの常連客が既に沢山集まっており、もちろんあの藤丸の姿もそこにあります。

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・・・と、そこにかけをくださいと顔を笠で隠した怪しげな男がやってきて、玄太郎がそばを出すと、ひとくち食べたその男が、この程度か・・・とボソッと独り言を話します。

それを聞いた玄太郎は、この程度、この程度、この程度だ・・??、と、いつもは笑顔を絶やさない玄太郎が珍しく真顔になっていて、顔中が汗だらけになっていた所、藤丸が割り込み、ちょっとアンタ、オヤジの蕎麦をこの程度って言われちゃあ黙っていられないねとつっかかります。

それを見た玄太郎は我に返り、赤い顔をして藤丸をなだめるのですが、笠をかぶった怪しげな男は、悪くはないさ、江戸で評判の店だというから来てみたが、及第点だな、まあ、俺の蕎麦と比べたら可愛そうだと自信ありげに答えるのでした。

そして、食べ比べをしようと持ちかけ、俺とオヤジの蕎麦、どちらが旨いか客に判断してもらうのさ、もちろん客は一元に限る、常連票を入れられちゃたまらんからな・・・、それを聞いた玄太郎は受けて立つと笑顔で答えるのでした。

この笠をかぶった怪しげな男の正体は、冒頭に出てきた借金をチャラにすると誘われていた男であり、その話を持ちかけたのは、玄太郎に深い恨みを持っている、あのいつものそば屋の店主その人だったのです。

その後、玄太郎の屋台を舞台にこの怪しげな男と蕎麦対決が始まります。この漫画では料理対決はめったにありませんから、今回は結構希少なシーンになるのではないでしょうか?

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