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空気銃で鳥を仕留め、山を見回り、罠を仕掛ける。獲れた鹿を捌いて食い、余った肉で燻製作り、付け合せは河原で採れたクレソン。とはいえ、時には暗い山の中で数時間も過ごすハメに……狩猟は自然の恐怖と隣り合わせでもある。近代的なマンションに住みながら、ちょっと山まで狩りに行ける、猟師・岡本の生活をあなたも味わってみませんか? おまけの1話「天然スッポン」の回も収録。 アマゾンより引用。
山賊ダイアリー 第3巻
第2巻からの続きになります。今回の表紙にはカラスがおにぎりを落としている?ようなシーンが描かれています。岡本さんの狩猟体験記を漫画にしたこの作品の中身を見ていくことにしましょう。
2009年12月9日。 前回、罠で鹿を獲るために入った山に来ています。しかし、今日のところは餌だけもっておくことにしたらしく、何しろ罠を仕掛けた次の日にイタズラをされたようなので、暫く様子を見たいと思いますとのことです。
犯人はこの道を通って来たんだよなぁ、とつぶやく岡本さんの説明が始まり、罠は仕掛けませんが、獣道から目立つところに罠用のネームプレートをつけておき、プレートに近寄ったことが分かるように、黒いミシン糸を張り、これが人間の胸くらいの高さなので、鹿やイノシシが通っても切れないそうです。
今後のためにも、罠にイタズラをされるのが昼間なのか夜なのかだけでもしっておく価値はあるでしょうとのことで、翌日、翌々日も罠を回ってみると、糸は切られていないので、罠にイタズラはされていないようです。
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ちなみに、仕掛けた罠の餌は食べられているので、シカが罠によってきたことに間違いはなく、岡本さんが仕掛けた罠にイタズラをしているであろう悪意のある人間はそこに近寄っていない状態ですから一安心。
12月12日。原付きで山に出かける岡本さん。目的地についたら路肩に軽トラが止まっていて、無線機がついているのを確認。その場合は間違いなく猟師であるとのことです。山に入って無線機がついている軽トラがいればそれで分かるみたいですね。
競争率が高い山は諦めて、人気が少ない山に移動した岡本さんは、そこでイノシシが使っている獣道を発見、木の幹が乾いた泥で白くなっているので、イノシシが体を擦り付けた傷跡であることがわかるそうです。
イノシシの気配はあっても、シカの気配がない、でもイノシシを獲るには良さそうな場所だとあたりを見回していたところ、ピピピピと猟犬用のソナー音が聞こえてきて、岡本さんに迫ってきているのに気が付きました。
相手はイノシシ用の殺気立っている狩猟犬。まさか人に噛み付くことはないと思うけど、他人の犬など信用出来ないので、そのままクマ用スプレーを持ち、木の上に登ってここに人がいるよと叫ぶのでした。
岡本さんいわく、木の上はそれなりに安全なんだそうです。今回の序盤から為になる話が満載なので、狩猟に興味がある人、山に興味がある人にはお勧めです。
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