ミリタリー・戦争 少年漫画 歴史 男性主人公

海賊とよばれた男 第3巻|百田尚樹 (著), 須本壮一 (著)

投稿日:

スポンサードリンク

日本人が好きな日本の歴史上の人物といえば、織田信長や坂本龍馬が有名だが、彼らに匹敵する日本人が、ほんの数十年前まで実在していた。この人物をモデルに描かれた『海賊とよばれた男』(百田尚樹著)はシリーズ累計345万部を突破。主人公・国岡鐡造の生き様に多くの人が夢中になった。漫画版『海賊とよばれた男』は、圧倒的画力で原作の骨太のドラマを体現。連載中の「イブニング」で多くの読者の支持を受けている。アマゾンより引用

 

海賊とよばれた男 第3巻

 

第2巻からの続きになります。今回の表紙には赤一色で帽子をかぶった男性が描かれていて、これから何処かに出かけるような雰囲気を感じます。戦前から続いている日本社会に根付く巨大な利権構造、世界のメジャー、問題山積みの石油問題に挑む国岡商店のチャレンジを描いた漫画です。

昭和22年 冬。

GHQ本部応接室にて、日本の石油業界の未来が決まるであろう、重要な会談が始まろうとしていた。この会談に出席したのは、GHQ法務局のアレックス・ミラー少佐。ソニー・レドモン大尉。そして意見を聞かれる側として、東雲忠司、通訳は武知甲太郎が担当した。

この4人の中で正体が割れているのは通訳である武知ただ1人、GHQ側も日本側も互いに身分も名前も明かさない、それがこの対談の前提条件だった。

最初にGHQ側からストレートな質問から入りたいとあり、日本の石油業界に問題はないのかね?と東雲が聞かれ、それは石油配給会社が組織として大きすぎることであると回答します。

スポンサードリンク


戦前は、日本の石油販売会社は16000あり、旧石統はその上に君臨したわけですが、戦争中、軍部の統制による合併などで販売会社が900にまで減ります。にも関わらず、それを統括する石統の規模はさらに大きくなりました。

GHQ側がこの回答を聞いて会社が減って規模が大きくなる?と疑問に思っていると、東雲は更に答えます。旧石統が政府からの出向役員を受け入れるべく、下部組織として幾つもの外郭団体をつくり、結果として人員が増え、石油が配給されるまでに幾つもの組織を通ることになったのです。

この話を聞いたGHQ側は呆れてしまって、東雲もこの組織構造では末端価格が跳ね上がってしまい、末端の職員に決定権がなく、小さなことをするにも上にお膳立てをしないといけない非常に効率が悪いと話します。

GHQ側はそれは日本に来て実感したよ、何を頼んでも答えを出す人間が誰なのか分からないんだからなと納得していると、東雲はさらにこう告げるのでした、石油業界には問題は他にもあり、それは政府による統制と配給です。そしてこのままでは、最も特をするのが利権を持った連中であり、一番損をすのが消費者です・・・。

日本のあまりに無駄な実態を聞かされて納得しているGHQと東雲の対談は上手く進むのか?、石油業界だけでもこんな状態でしたら太平洋戦争であれだけ大敗をしてしまうのも当然のような気がしながら、ついつい次のページを見たくなる物語ですね。

スポンサードリンク

-ミリタリー・戦争, 少年漫画, 歴史, 男性主人公
-, , ,

執筆者:

関連記事

no image

赤橙 第1巻|大部慧史 (著), 小川亮 (著)

スポンサードリンク 高校生探偵、黒星潤が逮捕に協力した凶悪殺人鬼・大瓦ユウキが逃走した。雷鳴轟く豪雨の夜に起きた本当の悲劇は、殺人鬼が邸の人を皆殺しにしたことではなく、愛する少女・かなえが潤の兄に襲わ …

no image

アラクニド 第1巻|村田真哉 (著), いふじシンセン (著)

スポンサードリンク 叔父と暮らしている高校生・アリスは苛められて過ごしている。ある日、アリスは「蜘蛛」と呼ばれる殺し屋に叔父が殺されるのを目撃する! 気を失ったアリスが目覚めた先は「蜘蛛」の自宅だった …

no image

僕だけがいない街 第6巻|三部 けい (著)

スポンサードリンク 八代の車に同乗した悟が見たもの…それはあの「眼」だった?車内で交わされる八代との会話。信じたい?信じられない?不安な気持ちに心がざわつく…。果たして、悟の運命は!?物語が大きく転換 …

no image

COPPELION 第1巻|井上 智徳 (著)

スポンサードリンク 決して誰も見てはいけない未来───。 西暦2036年、東京は死の都と化していた。変わり果ててしまった元首都を目指す3人の女子高生、荊(いばら)・葵(あおい)・タエ子。彼女たちに課せ …

no image

コンシェルジュ プラチナム 第1巻|藤栄道彦 (画), いしぜきひでゆき (著)

スポンサードリンク ホテルキャピタル白金平が客足を増やすために呼び寄せた男、九音響也。彼は人の心を読む天才だった。九音がその能力を駆使し、ホテルと地元の商店街に希望に満ちた明日を提供する――!! アマ …