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バトル・ロワイアル 第9巻
第8巻からの続きになります。表紙には涙を流し1人で井戸の前に立っている杉村の姿のみが描かれていますので、彼の優しい性格がひと目で分かる表紙になります。杉村にはできれば最後まで生き残って欲しいですね。
杉村は近くに誰かがいることを把握しながら、何処にいるのかと探知機を見ながら確認していると、絶対に近くにいるはずの相手が何処を探しても見つかりません、その時近くの井戸を見た杉村は、暗い井戸の中を懐中電灯を照らして確認します、
その井戸の中にはあの清水の遺体が浮かんでいたのでした。
秋也から清水にあったら仲間になるように伝えて欲しいと話を聞いていた杉村は、間に合わなかった・・、何であの時俺は撃たなかったんだ・・・と相馬を撃てなかった自分に対して攻め立てながら涙をながすのですが、やる気になっている奴らに出会ったら、躊躇なく撃たなきゃダメだ、犠牲者が増えるばかりじゃないかと、その時、琴弾のことを思い出します。
そうしていると、背後から銃を持って近寄ってくる男の姿があり、そのまま杉村に向かって銃を発射するのですが、杉村は抜群の運動神経でそれをかわして、持っていた棒で対抗し、相手の銃を弾き飛ばします。そのまま蹴りを食らわし、相手を倒して銃を構える杉村。
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相手の正体は、織田敏憲であり、俺は殺す気なんてなかったんだ、急にお前が飛び出したりするからビックリして、俺はタダ怖かっただけなんだクレスメートだろうと、あからさまな嘘ついて杉村に助けを求める中、杉村は銃の引き金を引こうとします・・・。
しかし、その時、貴子から言われたお前のそういう誇りが高い所、かっこいいぞと言われたのを思い出して、結局引き金を引くことが出来ませんでした。そして、泣きながら生きていたいのは、みんな一緒なんだぞ、なのになぜ自分だけ助かろうとするんだ・・と話し始めます。
それから、織田敏憲がどういう人物なのかの説明が始まり、どうしようもない成金の家庭で育ったとんでもないやつであり、クラスメートの事を全て下僕としか見ていない、救いようない人物であることが分かります。
カンフーの達人である杉村に関しては、特に嫌悪感を持っているらしく、自分に対して正論で説教をしているこの杉村が許せなくなり、不満に思いながらも俺は支配階級だといつもの自己都合で命乞いを始めることになります。
そして、杉村からこの島から脱出する方法があると聞かされ、それを利用してやろうと思った織田敏憲は、突然態度が変わり、乗せてもらうよ君たちのプランにと杉村に話しかけると、ダメだお前は信用出来ないと断られます。
そして、どさくさに紛れて杉村を銃撃しようとしたものの、全てを見破っていた杉村は銃を突きつけて、足を狙っているぞと警告をすることになるのでした。織田敏憲は多分、この漫画の中でも最悪のクズ野郎ではないでしょうか?
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