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バトル・ロワイアル 第6巻
第5巻からの続きになります。表紙には主要な4人の男子生徒が煙幕のような煙が漂っている中で、それぞれ得意な武器を持って警戒している個性的なシーンが描かれています。
とある民家の中で、女性に襲いかかるような男の姿を茂みからじっと見ている男子生徒の姿があり、実はその家の中では別に女性を襲っているわけではなくて、怪我をして歩けない典子が歩けるように秋也と川田がリハビリをしていたのでした。
それを見た川田は、典子さんの様子では、この銃を持つのは難しい、だからコイツ、シグ・ザウエルはお前が持て、12発で今持っているスミス&ウエスンよりも6発も多い、装弾数が1発でも多いほうが身を守れる・・・。
かつてこのプログラムで優勝した唯一の生存者である川田は、銃の使い方を秋也に詳しく説明をしていたところ、秋也は何とかまた他の家で落ち着くわけにはいかないのか?と川田に確認します。
川田は、やめておいたほうがいい、禁止エリアが増えてくれば、入れる家が限られてくる、みんな何かが欲しくなったら家に入ってくる・・・。
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俺達は誰にも出くわさないほうがいい、だからここに来る前にいた森に戻ろう、あそこなら安全だといい、荷物を持ってこの場所を出ようとすると、何者かが川田に突然襲いかかり、持っていたショットガンを飛び蹴りで弾き飛ばします。
その相手は銃を持たず、棒のみで襲い掛かってきており、銃を構え直した川田がその銃を向けて、やめろ無理にやりあう気がはねえと話すと、相手も殺し合いはしたくないと同時に答えるのでした。
相手の正体は杉村であり、そこで秋也や典子もいるのを知り、この奇抜な組み合わせを見た杉村は驚くのですが、秋也は川田は信用できる、何度も命を救ってくれた、しかも脱出の方法まで知っていると秋山に紹介を始めます。
川田は性格の良さそうな杉村を見て、自分の作戦に誘い、あんたさえ気が向くなら俺達の列車に乗れと声をかけると、杉村は俺も川田って呼んでいいのかな?と答え、川田はお人好しで熱血バカの言うことを簡単に信用していいのか?、と秋也のことを皮肉って答えるのでした。
杉村は、確かに秋也は馬鹿だけど・・・、人を見る目はある、確かにコイツはよく他人を信用しすぎて騙されるけど・・・、と、秋也のいいところを考えていた所、その結論が出たようで、つまり、俺はコイツが好きなんだと、秋也と握手をかわすのでした。
バラバラに逃げていて、やっと出会えた信用できる仲間同士が、本音で語り合う良いシーンですね。
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