スポンサードリンク
第2巻からの続きになります。表紙には片手で自分の肩の部分を押さえている、現時点で生き残っている男子生徒2名が描かれています。見た目はどう見ても中学生には見えませんが、中身を見ていくことにしましょう。
冒頭から桐山和雄が、丘の上で周囲に協力を呼びかけていた女子生徒2人に発泡を繰り返し殺害します。桐山和雄は女子生徒が政府から渡された武器が入ったカバンの中を確認し手榴弾を見つけると、それをカバンに入れてその場を立ち去るのでした。
そして、その犯行を離れた場所から見ていた七原秋也は、俺達はあの2人を見殺しにしちまったんだぞと、桐山和雄に殺されてしまった雪子、友美子に対して泣きながら謝るのでした。
そうしていると、川田がコイツはそういうゲームなんだ、これから何度も同じ思いをしなければならねえ、いちいち落ち込んでいたらキリがないぞを秋也をなだめようとするのですが、秋也はお前に何が分かるんだとその場で手を振り払います。
すると、川田は、俺だから分かるんだ、一年前俺のクラスがプログラムに選ばれてしまい、このクソッタレなゲームの優勝者だ・・・。と自分がこの殺人ゲームの経験者であり、唯一の生き残りであることを告げることになります。
スポンサードリンク
それを聞いた秋也は大変驚き、おとなしくなって川田の話を聞くようになります。
生き残った優勝者がどうなるのか、川田はそのことを話し始め、大怪我をした川田は長いこと病院に入院していたため、中学三年生をもう一度やり直すことになり、この殺人ゲームにまた参加することになったのです。
川田の実家は医者だったらしく、小さい頃から病院で父親の手伝いをやっていたため知識があり、足をけがしている女子高生の足をその場で縫い始め、熱湯消毒をして、適切な処理をして怪我の治療を行います。
しかし、川田の父親は政府の連中に殺されてしまったらしく、川田がプログラムに選ばれたことに逆上して政府に反抗したためらしく、その話を聞いた2人は何度も涙を流していくことになります。
川田は脱出の条件として、一つ目は俺達のグループが最後まで生き残ること、そしてもう一つの条件は、その最後が来るまでお前たちには教えない、そのプランが誰かに知られてしまったら終わりの為、最後まで教えないと全く教えてくれません。
その時、女子生徒が2人桐山和雄に殺された現場を別の場所から見ていた瀬戸豊が、泣きながら逃げていた所、銃を持って背後から声をかけてくる生徒の姿があり、瀬戸豊が殺されると思って怯えながら振り返ると、そこには三村信史の姿があったのです。
スポンサードリンク