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夏休み前最後の登校日、理不尽ないじめの日々に絶望する高校生・江山藍都のもとに、奇妙な手紙が届いた。それは、誰でも好きな相手を、1か月間監禁できるという「監禁ゲーム」への招待状だった。期間中、監禁相手に対しては殺す以外の何をしても許されるうえ、相手に名前さえバレなければ大金も手に入れられるという。監禁相手に、いじめの首謀者・桐島彩を指名した江山。少年の復讐劇が始まる! アマゾンより引用
監獄実験―プリズンラボ― 第1巻
表紙には見るからに根性がひね曲がっているような男子高校生が描かれていて、大量の血がついている白いマスクを持ってかぶろうとしているので、異常者とか多重人格者が絡んだ学園モノのホラー・サスペンスのような印象がある表紙になります。
冒頭から、白い仮面をかぶった男子高校生が、女子高生を鎖で繋いで拷問をしているシーンから始まり、首に鎖を巻き付けて苦しむ顔を見せてくれと話していますから、相当な変質者にしか思えないのですけど、理不尽、この言葉を作った人はきっとこんな思いをしていたのだろうとのことです。
しかし、場面がガラッと変わって学校の校舎のトイレの中で、表紙の男子高校生らしき人物がいじめを受けていて、トイレの水の中に何度も頭を押し付けられて、モップで頭を叩かれ、女子からも足で蹴られて散々なめにあっています。
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なんとかいじめが終わって教室に戻ると、そこには机にも嫌がらせがされていて、それを見ていたところ、女子高生がひとりやってきて、トイレ掃除をきちんとしたのかと笑いながら話しかけるのですが、桐島彩、この女子高生が実はいじめの元凶らしいのです。
桐島彩はクラスの優等生であり、リーダー的存在であるため、教師も私を信用していて誰もいじめの主犯とは思わないと豪語し、根暗らなアンタとは違うとか、ゴミはゴミらしい態度をとっていろよとこの男子生徒、江山に問いただします。
ああ、理不尽だ・・・。
それから、いじめられてボロボロの格好で自宅に帰った江山が自分宛てに郵便物が届いていることを知り、中身を見てみると、そこには監禁ゲームへの招待状が入っており、このゲームは理不尽な人生をお送りになっている方に、人生を変えるチャンスを与えるものですと書かれています。
監禁ゲームのルールは、指定する相手を監禁して相手を殺さなければ何をやってもよく、1ヶ月間監禁し続けて相手に自分の名前がバレなければ勝利し、相手が名前を当てれば相手が勝利するとのこと。くだらないと放り投げる江山でしたが・・・。
そのまま眠ってしまったものの、寝ている間に桐島彩に金槌で何度何度も殴られる夢を見てしまい、このままでは自分が壊れてしまうと決心し、ついに監禁ゲームの対象者に桐島彩の名前を登録してしまうことになるのでした。
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