学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD　第1巻｜佐藤 ショウジ (著), 佐藤 大輔 (原著)

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD　第1巻

表紙には血がついた制服を着ている女子高生が書かれていて、背景には学生服やセーラー服を着たゾンビが沢山書かれていますので、学園のゾンビものであることがわかる作品ですが、何か力強いものを感じる作画になっています。

全てが終わってしまってしまった火の前夜、僕は夜更かしをした・・・。

いきなり学校の屋上でゾンビ化した高校生たちが、表紙の女子高生に襲いかかっているのですが、鉄パイプを振り回してなんとか撃退しようとするものの、力に押されてしまって、その場に轢き飛ばされてしまい、今にも襲われそうになり泣き叫びます。

そこに、麗と叫びながら登場したのが、二人組の男子高校生、井豪と小室であり、麗をたすけて急いでこちらに来るように指示を出し、襲ってきたゾンビ化した高校生を金属バットで殴り倒し、さらにその場を後にするのですが、学校の屋上からは燃え盛る街並みが見えることとなるのでした。

学校の校舎や運動場であh、教師などがゾンビ化した学生に対抗していたり、逃げ惑う女子高生が襲われていたり、既にパニック状態になっており、屋上では先ほどの井豪と小室、麗の3人が迫り来るゾンビに対して、なんとか抵抗をしています。

そこに、セロハンテープでバリケードを作ろうとしていると、そんなもので大丈夫なのかと問われ、実はぐるぐる巻きにしたセロテープは大変強度が強いので大丈夫とのことで、屋上の一番上の天文部の部室前にバリケードを作り始めます。

しかし、学校の災害用の自家発電機は離れた場所にあり、誰かが稼働させないといけないことに気がつき、そのうち救援が来るから大丈夫だろうと安心してしますのですが、既に町中から火の手が上がっており、学校内だけがこの異常事態になっていない事を心配します。

2時間前まではいつも通りの学園生活だったのに、なぜこのような事態になったのか、次々と目の前で教師や生徒が死んだりゾンビ化したりしていく中、その原因もわからないまま、実は僕らの慣れ親しんでいた世界はもう壊れてしまったという事を深く知ることになります。

今から2時間前に一体何が起こったのか？、なぜこのようにゾンビ化した生徒が出現したのか、学校の外の世界はどうなっているのか？、校門の前にやってきた身元不明な不審者の正体はなんなのか？、学園ホラー漫画の始まりです。