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お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“助けたこと、後悔してるんです。…こんなことを考えてる、自分が嫌で…”命を棄ててまで、守りたいものはありますか? 魂抉る死者との対話、待望の第1巻。
死役所 第1巻
表紙には顔が半分ない女性が描かれていて、その後方に怪しい笑みを浮かべている公務員のような名札をつけている男性がいます。また、タイトルには死役所と書かれているため、死後の世界を扱った役所を舞台にした作品である雰囲気が感じられますね。
冒頭から、団地の高層階のベランダにたち、飛び降りをしようとしている男の子がいて、下を見下ろしそのまま飛び降り自殺をしてしまいます。その後、男の子は血まみれのまま足が異常な方向に曲がりくねっている状態で、どこかしらない場所を歩いています。
僕はマンションで飛び降りをして・・・、独り言を話しながら、今の現状を確認していると、総合案内シ村の名札をつけた表紙の男性が、こんにちは、自殺ですね?とやってきて、自殺の方はこちらですと、この男の子を誘導し始めます。
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その先には自殺課があり、受付担当者が順番に手続きをしており、男の子に対して、自殺されたお客様はこちらの申請書を書いていただいております、と書類を渡し、お客様は仏様ですからと対応を始めます。
どうやらここは、死後の世界のようです。
そして、先程飛び降り自殺をした男の子が、自殺申請書に記載を始めると、自殺の理由欄にいじめと書き始めるのですが、シ村が話すには、もう少し具体的に書かないと受理されない場合があるので、なるべく詳しく書いてくださいと指摘します。
それから、自殺したこの男の子の回想シーンが始まり、学校のトイレで集団でいじめられているシーンを思い出し、なんでそんなことを書かないといけないのかとシ村にどなりつけ、そんなことはどうでもいい、僕はもう死んでいるし、楽になりたかったことを訴えるのですが・・・。
しかし、シ村はあくまで事務的に、お気持ちはよくわかりますが、成仏するのに必要な手続きなので、と対応をしていたところ、どうやらこの男の子が遺書を書いていないことに気が付き、何か日記のようなものでもないのかと?確認を行います。
どうやらシ村は自殺の本当の原因を知りたいらしく、その後もあくまで事務的な対応をするため、自殺した男の子はこの死役所の中の階段で、一人座っていたところ、そこに現れたのは、なんとこの男の子のことをいじめていた主犯の同級生だったのです。
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