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信長のシェフ 第2巻|西村ミツル (著), 梶川卓郎 (漫画)

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伊勢の北畠氏を討伐するため出陣した信長は、料理頭のケンを従軍させる。苦戦 を強いられる中、信長がケンに命じたのは…「おぬしが戦を終わらすのじゃ!」平成の料理人・ケンが戦国の世で武将を…大名を虜にする! アマゾンより引用

 

信長のシェフ 第2巻

 

表紙には1巻の冒頭で平成の時代から戦国時代にタイムスリップをしてきたケンが、和服を着て料理をしている姿が描かれていて、表紙全体が緑色で表現されています。

むせ返るほどの血の匂い、モノと化した骸の数々、これが、これが戦国時代なのか・・・。鎧をまとったケンは現代の時代をそう表現します。

1巻で信長配下の料理人となったケンは、城攻めがなかなかうまく行かない状況を解決するために、信長の命により、可成の兵を使って、伊勢中の海の幸を買い占めて戦を終わらせないといけなくなってしまいます。

北畠具教と織田信長の会談を前に、台所を貸せとの依頼が来て、北畠は毒をもるつもりではないか、和睦を提案しておいて皆殺し、信長ならやりかねんな、一体何を企んでいると疑ってかかります。

そこにケンは一人で現れて、台所をお借りしますと話し、周囲が敵軍の人間しかいないこの北畠の台所で、今がどんな時代であろうと俺は生き抜くと決意し、信長は俺に戦を終わらせろと言った、それはこの交渉をうまくまとめろと言うことか・・と理解します。

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伊勢海老に包丁を入れながら、いや信長が平和に・・など望むはずがない・・・、彼の望みは北畠氏の屈服だ。北畠氏はこれだけ長期間の兵糧攻めにもたえる矜持の持ち主、その心を支えているものは一体なんだ?、それを折る、絶対的な一撃とはなんだ?

北畠具教は朝廷から権中納言の簡易を授かるほどの名門の人物・・・。権中納言。

周囲から監視され、敵陣の中で一人で台所に座り、今回の信長の意図を考えていたケンはついに何かのヒントを掴んだようです。

その後、信長と北畠の対談が始まり、これ以上無益な戦いを続けても、お互いに得るものはないのではないか?、信長がそのように提言すると、北畠はたとえ5年でももちこたえてみせましょうぞと一歩も引く気配がありません。

そもそも、この戦は織田殿が勝手に伊勢路に入ってこられ一方的に仕掛けられたものであり、そちらが退くのが良かろうとあっさりと返します。信長はその答え一つで、この伊勢を平穏な楽園にするか、草木一本残らない焦土にするか決まると迫ります。

それを聞いた、北畠は、粗暴で粗野な山の猿と笑い、このような素養のない男に、わしは負けぬ、負けるはずがないと更に自信を取り戻すのでした。

そこに料理のご用意ができましたと、ケンが料理を運んできて、それを見た北畠は親子で驚きを隠せない状態になります。果たして北畠が見たこともない伊勢海老の料理でこの対談が信長の都合良くまとまるのでしょうか?

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