スポンサードリンク
比叡山の焼き討ちを知り、将軍・足利義昭は武田信玄に挙兵を促す。一方、顕如は菓子職人・ようこに対し、信長に毒を盛るよう命じる。その策略を知らず、信長は顕如との和睦の席に臨み…。織田包囲網がケンと夏の運命を翻弄して行く! アマゾンより引用
信長のシェフ 第8巻
第7巻からの続きになります。今回の表紙は珍しくケンが髪の毛を縛っておらず、両手で蕎麦?を作っているシーンが描かれています。表紙の色は紫っぽい感じの色になっています。
元亀3年3月7日。
信長は浅井、朝倉と一戦を交えようと北近江に入った。しかし、浅井は小谷城に籠城。朝倉を出陣させることは叶わなかった。北近江から京へ移動するこなったケンは、信長から夏の同行を許可されて、自らの京での居館着工の儀を執り行うため、そして、破綻しかけた石山本願寺との和平を再び結び直すためである。
信長はその場で本願寺顕如との対談を行い、そこで和睦を申し入れていただいた御礼として、万里江山、白天目茶碗を本願寺顕如が信長に進上します。それを見た信長は大変満足な表情を浮かべ、顕如に狼煙を見たか?問います。
スポンサードリンク
しかし、顕如は石山からは見えなかったと答え、信長は遠くの甲斐の国にも見えるよう、天高く上げたのだがな不思議がるのですが、この場には機内の諸侯、公家衆、堺の納屋衆がおり、その者たちに信長の力を見せねばならないと光秀は状況を把握します。
そうしていると、顕如がもう一つ進上したいものがあるといい、肉荳蒄でございますといい、天竺(インド)で取れた木の実であると信長の前に差し出すのでした。
更に、信長の前に肉荳蒄の4色の色違いのマカロンを差し出し、既に料理を使ったお互いの駆け引きが始まっていることに気がついた信長は、松永におぬし食うてみよと差し出し、それを見た顕如も私も先にいただきましょうと食べ始めます。
その様子を確認した信長は、安心してそれを口にすることになるですが・・・。
事前に色違いで味が異なると聞いていた信長に対して、このお菓子を作った料理人が4つ同時に食べると、極楽の味がすると答え、信長はそれを4つまとめて食べてしまうのですが、そこで異変が発生して急激なめまいに襲われて信長は倒れてしまいます。
状況を悟った光秀が、一旦この場をうまく収めます。
信長は光秀に離れの座敷に連れて行かれ、そこで一人苦しみながら、ケンを呼べと光秀に命令をし信長が倒れたことを聞いたケンは、光秀からその差に食べたマカロンを渡されるのですが、その巧妙な顕如の仕掛けに気がついたケンは、塩と水を持って信長のもとに急ぐのでした。
スポンサードリンク