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織田包囲網最強の大名・武田信玄は、「三方ヶ原の戦い」で徳川・織田連合軍に圧勝しながらも病死した。この好機に信長は、将軍・足利義昭を討つという大きな決断を下す。そして今、時代は大きくうねり始めた! アマゾンより引用
信長のシェフ 第10巻
第9巻からの続きになります。今回の表紙はケンが氷?を使ってタライの上で何かをしている感じですけど、何をやっているのかよくわかりません・・・。背景の色は薄い青っぽい色をしております。
時は遡って元亀3年。ケンが浜松城にて武田の猛威にさらされている時、第二次信長包囲網の只中にいる信長もまた、新たな局面を迎えていた。手元に届いた十七か条の意見書を見ながら、どこまでも馬鹿にしおって、余が包囲網に任せっきりのお飾り将軍だとおもうてか!?と怒り狂う将軍、足利義昭が挙兵。
ついに義昭が信長との全面対決の旗を掲げたのである。しかし、義昭が近江に進軍させた幕府の軍勢は、信長の攻撃により数日で一蹴。また、信長は威嚇のため、幕府の重臣が多く住む状況を全域焼き払う。
元禄4年。4月5日。帝の勅命による一旦の講和が成立する。
信長は巨大な船の建造を行っており、南蛮船の長所をいくつか取り込んだこの巨大な船の建造納期が指定された納期では間に合わないと宮大工の棟梁、岡部又左衛門が信長に進言をすると、信長は期日までに必ず完成させることを要求します。
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全長55メートル、幅13メートルの前代未聞の巨大な船であるため、人足を何百人連れてきても無理であり、各地から呼び寄せた大工や鍛冶屋の職人衆だからこそなせるもの、それが昼夜を問わず一日の休みもなく働いてやっとここまで、人は疲労する為、40日間の納期を振られたら余計に士気が下がると岡部が大声で訴えます。
それを聞いた信長は、ケンにこやつらが今までに食したことのない飯を食わせろと指示を出します。ケンは考えた結果、干し鱈のコロッケを作り、産まれて初めて見るそれを食べた宮大工たちはその旨さに驚き、信長が将軍や帝と同じものをお前達は食べているのだと激を飛ばします。
そして、宮大工たちが驚いている中、納期までに仕事を終わらせたら、おぬしたちの郷里の家族にも土産として持たせてやろう、そして給与体系を見直す、これから毎日与えられた仕事を一番はやく、かつ正確にこなせたものに、日当の百倍の賃金を与えると約束します。
それを聞いた宮大工たちは、一斉に立ち上がり、この全体未聞の大型船の建造を行うことになるのでした。この時の宮大工の棟梁岡部又左衛門は後の安土城建設の棟梁であり、本能寺の変で信長と運命をともにする男でした。
ケンは、いつもにまして納期にこだわっている信長、外国人宣教師であるフロイスまで現地に呼んでいることから、今回の信長の意図を疑問に思っていたところ、そこに明智光秀が、京での謁見の準備が整ったと箱に入ったあるものを持参したのでした。
そして、信長はケンに、おぬし室町幕府を滅ぼしてこいと指示を出します。
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