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義弟・浅井長政を討つため出陣した信長は、ケンを敵方の料理人に仕立て上げ、浅井の本城へと送り込む。だが、その正体が見破られ…。戦史を代表する凄惨な戦い「姉川の合戦」が迫る中、ケンは! ? アマゾンより引用
信長のシェフ 第4巻
第3巻からの続きになります。表紙には和服姿のケンがボールのような物をかけてかき混ぜている姿が書かれています。背景は青色がメインになっています。
ケンが眠っていると、起きよ、起きよと声がかかり、目を覚ますとそこには着物姿の女性が立っており、それで浅井長政に捕まってしまったことを思い出すのですが、先程から起きよと言っている女性からそなた、名はなんというのです?と聞かれます。
その女性を見て、お市の方であることを悟ったケンは、俺は信長様の料理人です。呂類で信長様の気持ちを伝えに来ましたと伝えるのですが、お市の方は、兄上があのような凝った料理を思いつくはずがありませんと疑ってかかることになります。
そこでケンは、あれは俺が考えたものです。信長様が任せるとおっしゃったので・・・、そう話すと、お市の方は大変驚き、すべてを自分で決めなければ気が済まない性分の兄上が?と驚きながらも信じられぬとケンに問います。
話をしてもお市の方に信じてもらえないケンは、では、梁と罠とかけた鮎を送られたお返しに、今回の料理に鮎を使ったと言えば信じてもらえるでしょうか?、と信長の側近でなければ知らない事実を話すと、お市の方はケンの話を信用することになります。
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お市の方は私たちに毒をもるつもりはなかったのか?と聞くと、ケンは、料理人は料理に毒をもることなど出来ないと伝え、料理は人を活かす薬であり、明(当時の中国)には薬食同源という思想があり、体に良い食べ物を食べていれば、健康を保てるという考え方を説明します。
その話を聞いていたお市の方はぼーっとして聞いており、この思想はこの時代には早すぎたのかと落胆するケンだったのですが、お市の方はまるで兄上のお言葉をきいているようと答えるのですが、そのときにケンの首をはねるために浅井の配下が牢屋にやってくるのでした。
浅井の配下が、今にもケンの首をはねようとしていた時、お市の方がお待ちなさい、今一度、私が長政様とお話をしましょうといい、その場をうまく収めて、ケンは最大のピンチを切り抜けることができました。
その夜、浅井長政に対して、お市の方は、ケンの料理の腕のことを話、茶々が米しか食べずに困っていることと告げ、ケンになんとか改善させてみればよいのではないかと話を勧めます。
翌日、ケンは目隠しをされ牢屋から連れ出され、処刑場に連れて行かれるのかと思っていたところ、そこは台所であり、肉が嫌いなものに肉を食べさせる料理をつくるようにお市の方から指示されるのでした。ただし、包丁を使わずに、手だけで作れと無理難題を言われます。
命がかかっている肉料理をケンは無事に包丁無しで作ることができるのか?、今回も冒頭からよく出来たストーリーの作品になっているようです。
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