グルメ タイムトラベル ミリタリー・戦争 歴史 男性主人公

信長のシェフ 第11巻|西村ミツル (著), 梶川卓郎 (漫画)

投稿日:

スポンサードリンク

室町幕府を滅亡させ、元号を「天正」に改元した信長は、敵対する浅井・朝倉を討ち滅ぼすべく近江に出陣。浅井長政は堅城として名高い小谷城に篭城を決めた。信長、長政、お市。3人の運命を決める最終決戦が始まる! アマゾンより引用

 

信長のシェフ 第11巻

 

第10巻からの続きになります。今回の表紙はケンがいつもの和服を着ていて、右手に杓子のようなものを持ち掲げ、左手に円状の木枠のようなものを持って上から水を垂らしているような構図になっています。何をしているのかは分かりませんが、背景は薄い緑色となっております。

冒頭から楓が本願寺の下間頼廉に見つかってしまい、私はただの町娘で大嶽城が落ちれば、朝倉様が徹底をすると聞いて・・・戦が怖くて逃げたのですと言い訳をしていたところ、下間から薙刀で切りつけられ、ただの町娘が今のを避けられるかとその正体を暴かれてしまいます。

楓は覚悟を決めて、武器を手に取り下間に立ち向かうにも、逆に返り討ちにされてしまいその場で自害をしようとするのですが、それも下間に阻止されてしまい、その場で捕獲されてしまうのでした。それを遠くから見ていた老人が大嶽城落ちれば朝倉は撤退か・・・と声にします。

信長は配下に馬を引けと指示を出し、大嶽城を攻める事になります。8月12日、豪雨の中、織田軍は大嶽城に夜襲をかけ、その大軍を前に朝倉の前衛隊である大嶽城500の兵は、あっけなく投降しますが、信長はそのまま何処にでも行けば良いと釈放します。

スポンサードリンク


家臣は信長に朝倉の兵は皆殺し、せめて捕虜にするべきだったと進言するのですが、信長には考えがあり、夜食を持ってきたケンに小谷城に行け、そこで浅井の真意を確かめてこい、朝倉亡き後、浅井家の滅亡を望むか、和が軍門に下るかと指示を出します。

お市の方は、戦の中、自分で台所に立ちたいといい、茶々をつれて台所にいたところ、そこにケンが現れ、驚いたお市はそなたは何を考えているのですと心配するのですが、ケンはお市がここに来ると思っていたこと、信長の心を伝えに来たと答えます。

その頃の信長は僅かな馬廻りを引き連れて、戦場で激闘を繰り返しており、時を同じくしてケンはお市の前で、俺は正式な使者ではないので、長政の前に出ることは出来ない為、お市様が料理を作って信長の心を長政に伝えて欲しいと話します。

その料理とは三品目、サラダ、冷麺、ベーニュ・スフレ、それを見たお市の女中たちが、そんなものを殿にお出しできるわけがないと反対をし、それを聞いたケンは最後の仕上げをしたらこうなるといい、料理を完成させます。

その完成した料理には、信長の心は長政が大名ではなく、織田の家臣に変わる事、それが唯一生き延びる道だとの意図が込められており、それを聞いた女中たちは大喜びをするのですが、お市は、兄上はそのようなお方ではありませんと、冷静に答えるのでした。

スポンサードリンク

-グルメ, タイムトラベル, ミリタリー・戦争, 歴史, 男性主人公
-, , , , ,

執筆者:

関連記事

no image

Q.E.D.―証明終了― 第1巻|加藤元浩 (著)

スポンサードリンク 本物”を求めるミステリー・ファンの間で超ウワサ! MIT帰りの天才少年・燈馬(とうま)×元気全開の女子高生・可奈(かな)――事件とナゾが、ふたりを待つッ!! 世界一のゲーム会社で起 …

no image

特攻の島 第1巻|佐藤秀峰 (著)

スポンサードリンク 「生還を期さない兵器」特殊兵器への志願を問われた時、少年たちが受けた説明はそれだけだった。様々な憶測が飛び交う中、志願した少年たちはある島へと送られる。その島で少年たちが見たものは …

no image

ドクムシ 第1巻|合田 蛍冬 (イラスト), 八頭 道尾 (その他)

スポンサードリンク 廃校に閉じ込められた見ず知らずの6人の男女と1人の少女。そこにあるのは7日間をカウントダウンする電光掲示板と監視カメラ、そして土鍋と肉切り包丁……7日間生き残れば解放されるのか、そ …

no image

大正処女御伽話  第3巻|桐丘さな (著)

スポンサードリンク 時は大正――。事故で右手の自由を失い、田舎で養生中の珠彦のもとに嫁として夕月がやってきた。二人は共に生活する中で少しずつ距離を縮め、いつしか彼女を幸せにしたいと思い始めた珠彦。夕月 …

no image

乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ  第3巻| 大西巷一 (著)

スポンサードリンク カトリック派十字軍10万の騎士たちを2千で破った、ヤン・ジシュカ率いるフス派ターボル軍。少女兵シャールカが戦い続ける事に迷いを感じる一方で、戦勝に沸くターボル軍の元には次々と入隊希 …