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20XX年、刑法第11条「死刑改正」。法務省より無作為に選ばれた国民100名は死刑執行人となり、死刑囚を処刑することを義務とする……。何者かに よって、最愛の妻・美樹を殺され、その罪を着させられた主人公・冴村亮。新死刑法によって「公開処刑」となった彼は、絶望的な状況下での「真犯人捜し」を 決意する……! 緊迫感みなぎる震撼ミステリー!! アマゾンより引用
真犯人!! 第3巻
第2巻からの続きになります。表紙には顔に傷があるミツ、そのミツの横にそっくりな顔をした傷のない男性がアップで描かれており、冴村亮が中央で叫んでいる状態ですから、この2人が何か重要な意味があることが感じられます。
冴村亮は逃亡中の車に乗っている彩から、そいつは美樹のストーカーだったと聞かされ、美樹が中学生になって間もないころ、美樹の家の玄関前にあの木箱が置かれるようになり、木箱の中からは異様な臭いが立ち込めていた。
そして、木箱の中には美樹への好意を綴った手紙が入っていたのです。
その後、木箱の存在を美樹の母親が隠したものの、日に日にエスカレートするそのストーカー行為に対し、危機感を感じた母親が警察に通報すると、その日を堺に木箱は届かなくなった。しかし、未だに誰の犯行だったのかは分からないまま・・・。
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木箱に入っていた手紙は、美樹が転校してきた小学生時代の頃から書かれていて、同じクラスの生徒じゃないと分からない内容だったことを彩から聞かされた冴村亮。
その話しを黙って聞いた冴村亮の後ろの席に座って車に同乗していた大樹は、全員を呼び出そうと提案をします。
すると冴村亮は、お前は彩と一緒に帰ってくれ、これ以上俺と行動をしているとお前らにも罪がおよんでしまう、彩を大切にしろよと車を降りてその場から走り去ります。
冴村亮が京介に家に向かった所、そこには死刑執行人が複数待ち構えており、ミツに電話して執行人を遠ざけてもらおうと電話をしようとしたところ、携帯電話に真犯人から電話が入り、君に見せたいものがある、私が美樹と違う道を歩もうとした思い出の場所まで来るように指示を出します。
指定された場所に1人で向かった冴村亮が建物の中に入ると、そこには手紙を持って震えながら冴村亮の方を見ている京介がいて、冴村亮の姿を見ると震えながらその場から走り去ることになります。
その後に真犯人から電話が入り、どういうことだと問い詰める冴村亮に対して、真犯人は周りを巻き込まなければ意味がない、君を完全な孤独に突き落とすことが目的であることを告げるのでした。
逃亡しながら真犯人を追っている冴村亮、一体誰が美樹を殺した犯人なのか最後まで分からない展開になっていますので、興味がありましたら第3巻の続きを読んでみてください。
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