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クダンノゴトシ 第6巻|渡辺潤 (著)

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「東京を引き金に世界は滅ぶ」――千鶴父の残した予言に抗うべく、“呪い”の元凶である光は自らの存在を消し去ろうと奔走する。しかし通り魔事件で注目を集めてしまった彼の体には、再び影が戻ってしまっていた。光は東京を救うことができるのか!? そして、夢の中で見た「光」の意味とは――。“件”の呪いを廻る怪奇譚、ここに完結! Amazonより引用

 

クダンノゴトシ 第6巻

 

第5巻からの続きになります。表紙には骸骨の煙のような不気味な物体が描かれていて、いつもの通り真っ黒な背景なんですけど、何でもこの6巻で完結するとのことなので、一体どのようなラストを迎えるのか、件とはなんだったのかが明かされるといいんですけど、残り1巻でそれが実現できるかどうかになるでしょうね・・・。

序盤から、前回のラストの続きになるんですけど、河合舞が死んでしまっていて、そのお腹から出てきた怪しげな赤ちゃんが光の方に向かって歩いてきながら、どんどん成長をしていき、光の目の前に近づいてきた時には、既に光と同じくらいの大きさに成長しているのかと思ったら若干小さいようです。

そして、光にそっくりなその成長した赤ちゃんは、僕の邪魔をするなと光に警告をしてきます。

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その頃、週刊誌の編集部では、件に関わり死んでいったあの大学のメンバーの話がされていて、更にはこの時のメンバーが件の相談をしていた民俗学者の教授までが死んでいることについて、そのメンバーの写真を見てみると、なんとあの光が写っていたのをその場の1人が確認して驚くことになります。

これも、前巻を見ていないとわからないのですが、渋谷で件に殺されると予言されていた男が刃物を持ってめった刺しにしても死ななかった不死身の男、それが光だったのです。

光と舞から生まれてきた赤ちゃんが成長した光にそっくりな物体が雨の中あれからもずっと話しており、どうやら光はこの世から消えて無くなる予定だったのに、余計なことをして存在を戻してしまっていると、光にそっくりな成長した赤ちゃんが光に話をしているようです。

その成長した赤ちゃんは、お願いだからじっとしておいてよと話すと、そのままどろどろに溶けてしまって、そのまま排水口の中に流れていきます。

それを見て驚く光だったのですが、我に返るとお腹を裂かれてしまってその場で死んでいる舞の存在に再度気がつき、予言されても死なないはずの舞が死んでしまった理由として、先程の件のような赤ちゃんを産んでしまったのが原因なのか、俺のせいだ・・・と舞の目をそっと指で閉じるのでした。

このペースで無事にこの巻で話が終わるのかどうかわからない感じなんですけど、せっかくここまで来たので、続きは是非読んでいきたいものですね。

 

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