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ヤクザから聡介(そうすけ)と洋太(ようた)を救った“件”は、光(ひかる)の顔だった。その事実を知った伸司(しんじ)は、光を“呪われた1人”と断定し、自らにかけられた余命7日間の呪いを止めるために殺すことを決心する。一方、光と千鶴(ちづる)は、呪いの真実を知るため、互いの生まれ故郷・山梨へと向かうが……。 Amazonより引用
クダンノゴトシ 第4巻
第3巻からの続きになります。表紙には太平洋戦争時の日本兵のような青年が描かれているのですが、全体が真っ暗で不気味な感じになっており、あの黒い牛が何処からかやってきそうな雰囲気がありますね。黒い牛である件(くだん)については、まだよく分かっていない事だらけなので、早速中身を見ていきましょう。
山梨県甲府市の実家に戻った千鶴は、そこで母親と対面することになるのですが、光も同伴していて、自殺したタクシー運転手の父親が残していた手帳について母親に確認をし始めるのですが、どうやらその手帳はお墓の中に保管しているとのことらしく、気持ち悪い事もかかれていたと千鶴の母親が答えます。
気持ち悪いってなんのことですか・・・と光が尋ねると、千鶴の母親は牛がどうとか・・・、その瞬間千鶴と光は氷つてしまい、何かを千鶴が話そうとしていると、光が真顔になり、千鶴との将来を真剣に考えているので、亡くなったお父さんの本当のことが知りたいと母親に話します。
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そのまま、お墓の中にある父親の手帳を翌日確認することになり、千鶴と光は部屋に移動してから布団の中で天井を見ていると、いつのまにやら12時間以上も寝てしまっていたようで、そのまま起きた光が風呂場に歩いていくと、浴室には全裸で入浴している知らない女性がいて大騒ぎになります。
どうやらこの女性は、加藤美雪というらしくて、千鶴の幼馴染の女子高生のようで、どういう理由があるのか分かりませんけど、勝手に千鶴の家の浴室を使っている仲ですから、上京している千鶴がいない間も母親と親しくしているのかもしれませんね。
その後、千鶴が入浴に行き、部屋の中では光と美雪が二人になり、明日の予定に付いて話し始めるのですが、その際に美雪が早く東京に帰ったほうが良いと伝えて、そうしないとちーちゃんパパと同じになっちゃうから・・・と預言者のような事を話しはじめるのでした。
それを聞いた光はたいへん驚くのですけど、予知夢を見ていた光は千鶴の父親の墓の前でこれから発生するある事件の現場に出てくる女性こそが、この加藤美雪であることを確認することになるのです。
今回も、序盤から伏線らしきものが次から次から出てくるのですけど、加藤美雪の登場については、いきなり他人の浴室を使っているシーンから始まりますから、この展開の部分がちょっとわからない感じもしますけど、件(くだん)の秘密と千鶴の父親の自殺、光の予知夢がそろそろひも付きそうな展開ですね。
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