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三億円事件奇譚 モンタージュ 第1巻|渡辺潤 (著)

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「ボクは三億円事件の犯人の息子です」――1968年12月10日に起きた昭和史最大の未解決事件、三億円事件。大規模な捜査が行われたが、7年後に時効を迎えた……。そして時は流れ現代。1人の少年が瀕死の老刑事に「おまえの父親は、三億円事件の犯人だ」と告げられた!! 運命の輪に巻き込まれた少年は、三億円事件の謎を明らかにできるのか!? 列島縦断クライムサスペンス!!

 

三億円事件奇譚 モンタージュ 第1巻

 

表紙には廃墟のようなものが背景に描かれていて、男子高校生らしき生徒が1人で歩いているので、これだけでは意味がよく分かりませんが、タイトルに三億円事件とありますから、あの有名な事件を題材にした漫画であることが分かります。

折り目と血の付いた500円札を持った少年が、1人で船外機を操作してボートであの軍艦島に向かっているシーンから始まります。

ただ、この海域は天候次第で相当荒れるため、渚の天候のよい昼間なら別でしょうけど、それ以外は大きめの船舶でも気軽には移動できないと聞いてます。ですから、こんな公園野池で浮かぶような小型ボートで実際に行けるのかは謎です。

2004年長崎。あれは俺が10歳のときだ。幼馴染のミクと下校途中に、人気のない裏通りに入ってしまい、そこである事件に巻き込まれてしまった・・・。

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赤いペンキが壁についており、それを辿っていくと、そこには血まみれになった男性が倒れていて、少年の名前を聞いた男性は、鳴海鉄也の息子だな・・・と話しかけます。

そして、こっちにこい、お前に伝えたい事があるといい、逃げようとすると、いいからこっちに来いと怒鳴りだし、大切な話だ、いいかこれから言うことを忘れるなよ、鳴海鉄也、お前の父親は3億円事件の犯人だ。いいか、周囲の人間を信じちゃいけねえ・・・、誰も信じるな・・と言いながらその場で息絶えてしまいます。

序盤から、いきなりの展開になっております・・・・。

1968年12月10日 東京都府中市。

N信託銀行国分寺支店の現金輸送車はT府中工場従業員の冬期賞与、総額約3億円を運んでいた。そしてその現金は、偽白バイによって強奪された。3分、現在の紙幣価値に直すと、50億円以上の大金が、たった3分で。

投入された捜査員は述べ17万人以上。捜査対象者は10万人と言われた。だが、捜査は実らず、1975年12月10日時効を迎える。3億円には保険がかけられており、誰一人傷ついていない。有名なモンタージュ写真。現金の行方。誤認逮捕。

これが、20世紀最大の未解決事件、3億円事件である。序盤からかなりショッキングな展開であり、3億円強奪事件のことが詳しく書かれていますので、色々と参考になるのですけど、今の紙幣価値で50億円だったのは初めて知りました。

その犯人の子供とされるヤマトがこれからどうなるのか・・・見ていきましょう。

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