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卒業旅行帰りの大学生7人にかけられた、“件(くだん)”の「死の予言」。辰巳の死も束の間、余命7日間の宣告を受けたあゆみを救うため、光たちは手を尽くす。それぞれが情報集めに奔走するが、あゆみに残された命はあと3日。呪いの連鎖を止めることはできるのか――。 Amazonより引用
クダンノゴトシ 第2巻
第1巻からの続きになります。表紙には1巻でその不気味な存在が分かってきた例の牛がアップで描かれています。車で轢き飛ばした人間の顔をした牛を殴りたした後、奇妙な経験をしていくことになる大学生のメンバーたちの展開について、早速中身を見ていくこととしましょう。
千鶴が小学生の頃、自宅に帰るとタクシーの運転手をしていた父親の車が庭に止まっているのを見て、お父さんおかえりと玄関のドアを開けて部屋の中に入ると、そこには首をつっていて息絶えている父親の姿がありました。第2巻の物語はここから始まりますので、このことが今回の事件と関係しているのでしょう。
時は現代に戻り、件(顔が人間で身体が牛の化物)と車で衝突した現場に光と千鶴が再度やってきていて、あの時の事故の跡を確認しながら、光が千鶴の方を振り返ってみると、ナイフを持った千鶴が光を殺して自分も死ぬと真顔で話し始めることになります。
多分、最初の小学生の頃の父親の件と関係がありそうな展開ですね・・・。
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その頃、大学の他の当時車に乗っていて件と激突したメンバーたちは、大学内の民俗学研究所の教授の元に集まっており、その研究室から何度も千鶴に電話をしているのですが、全く出ない状態で光にもつながらない為、それを見ていた橘教授はお払いに行くとその場を後にします。
光にナイフを突きつけていた千鶴は、自分の自殺した父親の写真を見せながら、あの時の件の顔は私の自殺したお父さんであり、お父さんが死んだのは光のせいであると話しはじめ、震えた手でナイフを光に突き刺そうとするのですが、それを見た光はわかった・・・と言い、自分で自分の腹部を差し崖から飛び降ります。
それを見た千鶴は驚き、一緒になって光と崖から飛び降りることになり、そのまま地面に埋まった状態で意識をなくしていると、そこには牛の顔してスーツを着用している、千鶴の父親らしき人物が近くの寄ってきて二人の様子をじっと眺めながら、過去の記憶の回想が始まることとなります。
そして、小学生だった光が突然道路に飛び出して来たのを避けれなかった千鶴の父親がそのままはねてしまい、現場から逃走して自宅に戻り、俺は悪くないとそのまま首をつって自殺をすることになります。
ここで、序盤の千鶴の父親の自殺と光の関係、千鶴が光を殺そうとした原因などが分かってくることになりますので1巻でわからなかった伏線などが徐々に明らかにされていく感じですね。
最初に出てきたあの牛の化物は千鶴の父親だったのには、何か理由があるのでしょう。
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