賭ケグルイ 第1巻 ｜河本ほむら (著), 尚村透 (著)

名門・私立百花王学園。この学園には階級制度が存在する。生徒会を頂点とするこの学校は「ギャンブル」に支配されている。勝てば天国。負ければ地獄。ギャンブル強者は羨望、弱者は被虐のクルった学園。そんな学園に、一人の少女が転校してくる。彼女の名前は蛇喰夢子……。　アマゾンより引用

 賭ケグルイ 第1巻

この漫画の表紙は極めて挑発的でインパクトが強く、目と爪が真っ赤な黒髪の女性が何かを企んでいるかのごとく、上から見下ろしたカットが書かれていて、本屋さんで見かけたら思わず手にとってしまいそうなくらいです。

タイトルに賭ケグルイとありますので、ギャンブルの漫画であることは良くわかりますし、この表紙の目の赤い女性がギャンブルに狂いまくっているのが一枚の絵からもひしひしと伝わってくる為、表紙の効果は大変高いものがあると思われます。

そして、最初のページをめくったら、またインパクトが強い黒髪の女性が裸で下を向いて笑っているカットと目次の強烈な黒と赤の模様が初回からギャンブルに狂いまくっている人しか出てこないイメージを与えてくれます。

そして、どうやら教室の中でポーカーをしている男子生徒と女子生徒が出てきていて、男子生徒がフルハウスで宣言をしたところ、女子生徒がロイヤルストレートフラッシュでお疲れ様とこのうえない笑顔で突き放します。

その結果、勝利した女子高生は男子高校生のことをポチといい、その場で震え続ける男子高校生が書かれていますので、学園内でギャンブルをしていくストーリー展開のようですね。

ポーカーで負けてしまった男子生徒はポチと言う名札をぶら下げていて、ポチと呼ばれて完全にパシリ状態で使われていて、廊下に出たら金を貸せと殴られてしまい、人権すら認められない状況下で女子生徒の足置きになったりと、さんざんな目にあいます。

この学園ではギャンブルの強さが階級を示しているらしくて、負けてしまった生徒は家畜扱いをされてしまい2度と這い上がれなくなる仕組みの説明が行われた後に、おそらくは表紙に書かれていた女性が転校をしてきて、蛇喰夢子と自己紹介を行っています。

そこで、先ほどのポチと呼ばれていた男子生徒が声おかけられ、学校内を案内することになるのですが、そこで蛇喰夢子からギャンブルのことを質問されて、気をつけての言葉をかけられた蛇喰夢子は不気味な笑みを浮かべてその場を去ります。

先ほど、ポーカーで勝利して男子生徒をポチと読んでいた女子生徒がここで、蛇喰夢子に挨拶を行い、ギャンブルの申し込みを行うわけですが、果たして蛇喰夢子とこの女子生徒の勝敗はどうなるのか？　気になれば1巻をご覧ください。