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京都の古い神社から見つかった古文書。そこには牛若丸(源義経)が、若干16歳にしてこの世を去ったと記されていた。驚愕のもうひとつの義経伝説がここに始まる! ──時は遡り平安時代末。京の都での出来事。旅芸人の少年・漂太は自分と外見が瓜二つの牛若丸(源義経)の身代わりを依頼された。漂太と牛若丸――二人の数奇な運命がここから動き始める。2004年、講談社漫画賞少年部門を受賞した傑作、開幕! アマゾンより引用
遮那王 義経 第1巻
表紙とタイトルを見れば、一目で源平合戦、いわゆる平安時代の有名な源義経を題材にした話であることがわかりますので、色々と謎が多く、実は頼朝に処刑されることなく生き残っていたのではないかとされる伝説話をなぞらえた漫画ではないかと期待してしまいますね。
気になるのが、二人の少年が書かれていて、一人は笛を、もう一人は日本刀をもっていますので、これが義経と頼朝なのか?、いや歳の差がほとんどないので別人なのかを確かめるべく早速見てみることしましょう。
時代は現代から始まり、京都の古い神社を解体したら謎の古文書が見つかり、それを太田教授に意見を伺うために、大学の研究室で分析をしている学者が沢山集まっていて、古文書の炭素や紙の成分から間違いなく800年前のものであることがわかりました。
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800年前といえば、源平の時代ですから、太田教授が確認を始めると、牛若丸について書かれた古文書であり、牛若丸とはのちの源義経のことですから、この古文書の信憑性について事実が書かれているのか偽物なのかを真剣に確認する太田教授。
そこで、義経記よりも信憑性に勝る、貴重な発見であることに気がつき、承安4年、弥生二十日、牛若様死去、御年16歳と書かれているのを見て、太田教授が驚きのあまりなんだと!と叫び、義経が歴史の舞台に出てくるのは22歳からだぞと周囲に確認をとります。
死んでいるわけがない義経が、歴史上に登場する前に死んでいたことを示すこの謎の古文書には、その後の史実をも正確に示しており、平家を追悼する義経は一体何者であるかをこの場にいるすべての学者たちが驚きながら確かめていくことになります。
驚愕すべきもう一つの義経伝説の正体とは・・・。
場面は平安時代に移り、先ほどの現代の大学の研究室で学者たちが古文書を読んでいく部分をこれから漫画の中で語り継ぐことになる、この源義経の物語は、平家物語が好きな人には多分絶対お勧めできそうな内容になりそうです。
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