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鈴原環は女子高生にして狩りのプロ。その標的は、人…!更正を期待出来ない犯罪者と、その肉体を必要とする患者。需要と供給が一致した時、少女の“仕事”が始まる!鬼才・ナガテユカが渾身の筆致で問う命の価値とは!?日本の地下社会で極秘裏に行われる“臓器売買”の闇に迫る衝撃作!! アマゾンより引用
ギフト± 第1巻
表紙には横断歩道を歩いている女子高生が描かれていて、絵にはスタンガンを持ち、その少し後ろには血を流して倒れているであろう男性の下半身が見えますので、猟奇的な殺人系ホラー?の感じがするのと、恐竜の骨のようものが横断歩道の上に見えるのも少し気になるところです。
日本の捕鯨調査の話題から始まり、調査後の鯨は完全に利用することが義務付けられており、肉はもちろん、油・ヒゲ・骨、とにかく無駄なところがない・・・。の次のページに案外衝撃的なシーンが描かれているので実際に見てみてください。
どうやらこの捕鯨の話は高校の授業の話だったようで、チャイムがなり一斉に教室から出ていく生徒たちばかりの中、無機質に一人だけ寝ている生徒がいました。
その3日前。
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某刑務所から15年ぶりに出所した帽子の男性が、爽やかに刑務官に挨拶をして出ていくのですが、それを見てこういう時はこの仕事も悪くないと若い刑務官が立ち去る元受刑者を見ながら話していると、年配の刑務官が鼻でそれを笑います。
おめでてぇな、たかが15年くらいで人の性根なんか変わりゃしねえよと、鼻をほじりながら若い刑務官に説明をし、そもそも犬でも猫でも人間でも、大人を更生させようとするのが無理であることを淡々と話すのでした・・・。
ただ、出所した男性はどこかの裏路地にて、よってくる野良猫に猫缶を与えていて、一見親切そうな男性として更生したかのように思えます。
それから舞台はまた高校に移り、屋上から飛び降り自殺をしようとしている女子生徒がいて、それを止めようとする教師たちが大声で叫んでいるのですが、生徒は自分がいじめられた際に何もしてくれなかったとどなり返し、今まさに飛び降りようとした時。
あの表紙の女子高生、鈴原がやってきて、もっと命を大事にしないとと話しながら、わざとこの飛び降りようとする女子高生を突き落とします。しかし、それは自殺しようとした女子高生を助ける為に、あえてそのようにして助かる位置に落ちるようにしていたのでした。
それから、あの出所した男性が野良猫に猫缶を与えていた付近には、風が開いたまま捨てられている猫缶と、バラバラになった猫の死体が転がっているのでした。
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