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舞台は戦後まもない日本。聖ベルナール女学院に潜む、背徳の集団による呪いの儀式。世間を震え上がらせる連続殺人鬼・目潰し魔。二つの事件の陰で糸を張り巡らせる「蜘蛛」の正体とは? 京極堂、榎木津、木場ら、人気キャラクター総出演でおくる傑作ミステリがついに漫画化! アマゾンより引用
絡新婦の理 第1巻
この表紙に書かれたタイトルの漢字をスラスラ読める人が一体どれくらいいるのか?、それくらい難しい漢字になるかと思いますし、「じょろうぐものことわり」と、一回で理解できる人って普通の人ではなかなかいないような気がします・・・。
なんだか、殺人事件っぽい作品の雰囲気ですから、早速見てみることにしましょう。
場所は聖ベルナール女学院。
私たちは冷たい建物。冷たい戒律。学校という名の監獄にとらわれている・・。。
親友の美由紀と小夜子は二人で一緒に歩きながら、女学院に登校をしていたところ、付近にいた女子たちから、小夜子は漁師の娘で寄付金もろくに払えないのにまだいるの?といった、嫌がらせを本人にわざと聞こえるように言われていました。
それを聞いた小夜子は当然ながらその場でショックで落ち込んでしまうのですが、一緒に登校していた美由紀が、嫌がらせをしていた女子の顔面に靴を思いっきりぶつけて、すっぽ抜けちゃったごめんなさいと言ってその場をやり過ごします。
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実はこの学校、聖ベルナール女学院は名門のお嬢様学校であり、生徒はお金持ちの子、あるいは旧華族や、氏族のご令嬢、美由紀や小夜子のような一般の娘が入学するには寄付金がものをいう世界。
小夜子とは身分が近いから仲良くなった。
美由紀の父は小さな水産会社の社長で、小夜子の家は網元。学校の中では一番下の階層。でも納得行くわけないよと美由紀は大声ではなし、親の身分や収入なんて関係なくない?と二人で手を取り合って校内を一緒に歩いていくことになるのでした。
教会で生徒が集まり、生活指導の教師から話があるといわれ、去年の暮になくなった山本先生は魔女ではないし悪魔崇拝者でもない。目潰し魔という変質者に不運にも命を奪われた、ただそれだけだと説明を行います。
どうやら、この聖ベルナール学園には、両目をくり抜かれるという猟奇的な殺され方をした教師がいたようで、その件で生徒の間で悪魔崇拝者と言った噂が広まっているらしく、その噂を知っている小夜子が美由紀にこう語るのでした。
山本が死んだのは黒い聖母のせいであり、だから目潰し魔に出会って殺された・・。
名門のベルナール女学院で、次々と発生する怪事件がこれから始まろうとしています。
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