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雛月を救う事は出来たのかもしれない。ただ、事件はまだ解決していない! 親友・ケンヤとともに真犯人を見つけ出す決意を固める悟。だが事件を解決してしまうと元の2006年には戻れなくなってしまう可能性が…? アマゾンより引用
僕だけがいない街 第5巻
第4巻からの続きになります。表紙には雪の中で手を繋いで走っているリバイバルした1988年の小学生の悟と雛月の姿が描かれていて、とても楽しそうに2人で何かを話しているように感じられます。
悟は駅のホームの中からバイト先の同僚、女子高生アイリの姿を見つけて、アイリが警察に連行されていないのを確認すると、嬉しそうにアイリ、アイリと声をかけるのですが、アイリは黙ってその場からどんどん離れていきます。
悟が手を伸ばしてアイリを追いかけようとした時、布団の中で目を覚ました小学生の悟が居て、母親からなした?と声をかけられて、アイリの夢を見ていたことを知るのですが、2006年には戻らない・・・ようです。
母親が殺された事がきっかけでおきた今回のリバイバルで、悟はこの1988年に来ており、そして前回、雛月を助けられずに2006年に戻りました。
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悟は、雛月を助けることが母親を救い、ユウキさんを救うことにつながっていくこと、この図式に間違いないことを確信することになるのですが、雛月が本当に助かったと判断できるのはいつだ?、終わりってなんだ?と更に考え込むことになります。
前回は雛月の失踪後、すぐに中西彩も失踪しており、それはわずか4日後の出来事でした。その事から真犯人は常に準備を整えており、真犯人は被害者を調べて入念にかつ慎重に犯罪を実行する。自分以外の容疑者まで常に用意する狡猾さであると断定します。
その後、警察の捜査が真犯人に近づくに至って、ヒロミを殺した・・・。容疑者リストから自分を外すために、更に3ヶ月後の9月にユウキさんが犯人として逮捕された・・・。当然真犯人はこの街での犯行をストップした。
報道の力で一時的に犯行を抑えることは出来るが、今現在、事件そのものがない。
つまり、事件を防ぎつつ、今持っているそしてこれから手に入れる手がかりを元に真犯人にたどり着かない限り、終わりはない・・・?。
そう考えていた悟は、母親がコーヒーを飲んでいるのを匂いで知り、俺も欲しいな・・・と思わず声に出してしまうと、それを聞いた母親が何大人ぶっているのさと答え、ついつい赤くなりがらも今後のことを考えていくのでした。
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