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バトル・ロワイアル 第15巻
第14巻からの続きになります。表紙にはアメリカに無事に亡命できたであろう秋也と典子が描かれていますので、この2人は無事にプログラムから脱出することできたのでしょう・・・。しかし、肝心の川田はどうなったのか?、この15巻でバトルロワイヤルは完結になりますので、じっくり見ていきたいと思います。
最後まで生き残った4人である川田、秋也、典子、桐山は、田んぼで壮絶な戦いをしていて、桐山に殺されてしまった杉村から託された手裏剣を手に取った秋也がそれを、銃を持って狙撃してきている桐山に対して投げつけます。
手裏剣は桐山の左目に突き刺さり、桐山は一瞬ふらつくのですが、それでも桐山は倒れずに周囲を確認しており、銃弾が尽きてしまって攻撃ができない川田がここまでか・・・、と感じた瞬間、桐山が体勢を立て直して銃を構えようとします。
その時、桐山に殺された三村から受け取った最後の一発がある、このベレッタを使うぞ、外さねえそう言いながら銃を構えた秋也は桐山に銃口を向け、川田もそれを見ながら、撃てえと叫び、泣きながら秋也が桐山を銃撃します。
俺、背負っていくよ、みんなのことを背負っていくよ・・・と言いながら・・。
桐山は左目に手裏剣が刺さった状態で、銃撃されながらも何とか体制を立て直し、持っていた銃で秋也に向けて発泡を行うのですが、それを見た典子が自分の躰を差し出して、あたし秋也君が好き、と言いながら、倒れている秋也をかばいます。
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その時、秋也は死んでいったクラスメートの姿を思いだし、どんな人間だって、一歩間違ったら悪い人間になっちまうかもしれない、だったらだったら俺、そんな人間の悲しい宿命もひっくるめて背負っていく・・・。
そして、体を張って秋也をかばおうとした典子を抱きかかえて、桐山の名前を叫びながら三村から託された銃で桐山に最後の狙撃を行うのでした。
その弾丸は桐山の喉を貫通し、その場で桐山は倒れてしまいます。
その姿を見た秋也が駆けつけ、何とか桐山を蘇生をしようとするも、既に桐山は息絶えようとしていて、最後に秋也の名字、七原と言いながら目を閉じるのでした・・・。
3人無事に生き残り、この島から脱出する話を川田が始めた時、他の全員が死ぬまで脱出方法を言えない、なんて都合のいい話じゃないかと、俺は単に仲間がほしいだけで、結局最後はお前たちを殺そうとするかもしれない、そんな話はお前たちは信じないのじゃないかと・・・。
こう話すと、川田は突然、銃口を秋也と典子に向けて、お前たちの負けだと話しかけるのでした。
最後の最後で、まさかの川田の裏切り行為・・・、これからこの3人はどうなるのか?、無事にこのプログラムから脱出できるのか?、中学生の限界を超えているであろう展開をしてきたこの漫画のラストにご期待下さい。
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