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バトル・ロワイアル 第14巻|田口雅之 (著), 高見広春 (著)

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バトル・ロワイアル 第14巻

 

第13巻からの続きになります。表紙にはスポットライトのような光が差し込む中で、1人で上を見上げる典子が描かれていて、多くのクラスメートが死ぬ中で、唯一生き残っている女性として力強く生きている姿を感じることが出来ます。

冒頭では、川田がタバコを吸いながら、このクソゲームから脱出した後、何処の国に生きたいのかって話だ、異論はないだろう、国内にいたんじゃ、いつか捕まる殺される、ネズミみたいに・・、そう問いかけると・・・。

秋也と典子は、アメリカに行きたい、アメリカで流しのギター弾きでもやるよ、それで小銭を稼ぐと答えます。典子も実はやりたいことがあるようで、照れくさそうにちゃんと決まったら話すと来たているのですが、秋也が川田はどうするんだ?と聞くと、川田はこの国にカウンターパンチを食らわすと答えます。

そして、秋也に、俺はお前に何度も言ってきたよな、攻撃してくるやつを前にしたら、容赦するなって・・・、その忠告は守れよな・・・、それを聞いた秋也は、それは守るけど、俺がきいているのはこの島から脱出した後の・・・。

その時、川田は更にもう一つ、典子さんを守れとも言った、典子さんが誰かに傷つけられそうになったら、桐山や相馬に銃口を向けられたら、容赦なく引き金を引くよな?、それを聞いた秋也は、そりゃうつさ、典子さんは俺にとって大切な人なんだぜ・・。

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子供の時に両親をなくし、施設で育ってきた秋也はみんな・・・、溶け込みたかった、自分の居場所が欲しかった、誰だってそんな時は必死になる、だからその居場所が脅かされると思ったら、暴力を振るっちまうことだってある。

このゲームに乗っちまったみんなだって普段はいいやつだったよ、ただ、不安で怖くて自分を見失っちまったんだ、やり方を間違えちまったんだ、だから俺はあいつらの事を背負っていく、俺が行きている限り俺に拘る人間全てを背負っていく・・・。

どんな人間だって、一歩間違ったら悪い人間になっちまうかもしれない、だったら俺、そんな人間の悲しい宿命もひっくるめて背負っていく、秋也らしい正義感のある価値観で川田と典子の前で力強く話す秋也は、川田にも一緒にアメリカに行こうぜと誘います。

その時、政府の放送が始まり、今回死亡した生徒の名前が読み上げられていき、11番・杉村弘樹、8番・琴弾加代子、11番・相馬光子・・・。その放送を聞いた時、秋也たちは杉村が死んでしまったことを知り、泣きながら呆然としていると、川田がこう叫ぶのでした。

秋也、荷物をまとめろ、ぼんやりするな、生き残っているのは俺達と桐山だけだ。桐山は俺達と杉村の連絡方法を知っていた可能性がある、俺達はあの桐山に連絡を起こっていたかもしれないと叫んだ瞬間、桐山が現れ、銃撃を開始することになります。

最後まで残ったのは川田、秋也、典子、桐山、そして桐山はこの3人に対して銃撃をしてきており、今後の展開がどうなるか目が離せない14巻になっています。

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