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時は大正――。事故がもとで母と右手の自由、父の期待を失い田舎に養生という名目で家を追われた青年・珠彦。世の中の全てに嫌気がさし、引き籠もりの厭世家となり果てていた珠彦のもとに、夕月という少女がやってきた。彼女は父が珠彦の世話をさせるため買ってきた嫁で…。大正ノスタルジックホンワカストーリー第一巻! アマゾンより引用
大正処女御伽話 第1巻
表紙にはとても可愛い和服を着た女の子が描かれていて、リアルな実写的なイラストではありませんが、とにかく可愛三つ編みの女の子であり、和服を着ていますし、タイトルに大正処女とありますから、大正時代のお話であることが予測できますね。
着物の書き込みもとても丁寧であり、好感が持てる温かみのある表紙です。
時は大正10年の雪が降っている寒そうな夜、表紙の三つ編みの女の子である夕月が珠彦の自宅にやってきて、自分が珠彦のお嫁さんになるためにやってきたことを冒頭から告げるシーンから始まります。
それから1ヶ月後、夕月の入浴シーンから始まり、そこにうっかり珠彦がはいってくると、焦って体を隠す夕月の姿があり、珠彦も焦って見ていないとその場を後にするのですが、結婚するといきなりやってきた夕月には何か秘密があるのでしょうか?
また、珠彦の股引を繕っておきましたと夕月が笑顔で見せるのですが、そこで珠彦がよく男の股引を縫えるなと取り上げた瞬間、夕月が顔を真っ赤にして、可愛く恥ずかしそうな反応していますが、この夕月はとても可愛い女の子です。
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ただ、この大きな屋敷にはまだかなり若いであろう珠彦しかいないようなので、少し気になっていたのですが、そこで早速この謎についての説明が始まりますので、見てみるとしましょう。
明治38年にお金持ちの家に生まれて愛情は全くないものの、何不自由なく暮らしてきたのが珠彦だったのですが、それが昨年交通事故に遭い、母親をなくして、さらには自分の右手も全く使えなくなってしまい、父親からもう使えない人材として、千葉の別荘に隔離されてしまっていたようです。
だから、大きな屋敷なのにこの若い珠彦しかいなかったのですね。
右手首から先が全く動かなくなった珠彦はその千葉の屋敷の中にこもって引きこもりのような生活を送っていて、そこに嫁として夕月が送られてきた流れになっていますので、多分、借金のかたに売り飛ばされた女子なのかもしれません。
しかし、珠彦はなかなか夕月に心を開くことがなくて、夕月が笑顔でお手伝いをすると言っても、それを突き放す珠彦なのですが、風呂に入っていたところ、夕月が突然入ってきてきます。
焦った珠彦だったのですが、夕月は裸ではなく着物をきていましたので、ホッとしている状態なのですが、そこでついつい、君には悩みはないのだろうな・・・口に出して話をしてしまいます。
それを聞いた夕月は、まあひどい、私にだって悩みが二つあることを告げるのですが、この二つの悩みとは一体なんなのか?、興味がありましたら1巻をご覧になってみてください。
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