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戦国の世を、義を貫いて駆け抜けた軍神・上杉謙信。毘沙門天の化身とされる名将中の名将は、実は、女だった――― アマゾンより引用
雪花の虎 第1巻
表紙には白い布を頭に巻いた女性が描かれていて、日本風の鎧を着ているため、これ噂では女性であったといわれている上杉謙信を主題にした漫画ではないかと思うんですが、これまでになかったタイプの歴史ものゆえに、気になって手にとってしまいそうですね。
権謀術数 渦巻く戦国の世を、義を貫いて駆け抜けた軍神・上杉謙信。越後の虎とも龍とも呼ばれた猛将・謙信は、自らを武神・毘沙門天の生まれ変わりと信じ毘の一文字を旗に掲げて戦った。戦国最強とも称される名称中の名称である。上杉謙信にまつわる逸話、伝説、俗説は数多く存在するが、その俗説の一つに、謙信が実は女性であったのではないかとする説がある。
これ、上杉謙信で有名な話として、生涯独身を通したことが実話として残っていることや、生涯妻を目取らなかったのも有名な話で、この漫画でも描かれている通り、女性であったのではないかと言われる説があります。
また、50歳を前に没した謙信の死因が大虫という婦人病であり、謙信は必ず毎月決まった日の前後になると腰痛で兵を引き上げることもあり、いわゆる女性特有の生理現象だったのではないかとも言われています。
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この時代は、実は女性が大変強い時代だったとも言われていますので、女性の城主がいてもおかしくなく、上杉謙信は慎重156cm程度しかないにも大柄と伝えられていることから、女性としては大柄だったのではないかとこの漫画でも触れられていますね。
この漫画を見て初めて知ったのですが、謙信が幼少期を過ごした林泉寺には約450年前の謙信の肖像画が保管されていることを知るものは少ないとあり、そこには謙信が罪名中に描かれてとされる肖像画が展示されているのですが、その絵はどう見ても女性にしか言えない、一般的に認知されている上杉謙信の肖像画(江戸時代に描かれたもの)とは別物だそうです。
その肖像画はこの漫画の冒頭で実際に描かれていますので、それを見れば多分誰が見ても納得するような話ですけど、作者の方は上杉謙信について相当調べているようですね。
上杉謙信が女性であったかなかったか、そんなものはタイムマシンでもない限りわからないけど、群雄割拠の戦の世を、美しき女人・上杉謙信が勇ましく艶やかに駆け抜けた夢があってもいいのではないか?
そんな作者のアツい思いが込められた、宿命のライバル武田信玄と幾多もの名勝負を残した、上杉謙信のもう一つのストーリーがこれから始まろうとしています。
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