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信長のシェフ 第15巻|西村ミツル (著), 梶川卓郎 (漫画)

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織田・徳川と武田の決戦・長篠の戦いが迫る中、戦場となる村に捕らわれたケン。武田側についた村人を説得し、戦が始まる前に一夜にして城を築かねばならないが、武田勝頼は織田・徳川軍の眼前へと軍を進める! アマゾンより引用

 

信長のシェフ 第15巻

 

第14巻からの続きになります。今回の表紙は、ケンがピザの生地のようなものを思いっきり引き伸ばしているシーンが描かれていて、背景は群青色っぽい濁った緑色になっています。

ケンは冒頭から絶体絶命の状態になっており、山の頂上から寒狭川を挟んで人を取っている武田軍、織田軍の布陣を見つめていて、それはもう開戦寸前の状態で両軍の動きはそこで止まっているものの、それを見た他の村人は戦は今日ではないのか?と不安そうに話しています。

そのケンの姿を見た村人の番頭が、誰がそいつの縄をほどいたのは!と叫び、ケンとかかわり合いのあった子供や娘、菊にお前たちがやったのかと怒鳴りつけると、ケンは俺が自分で縄を切りましたと話し、空き家に入れられる前に拾った石で作っておいた、石庖丁を使って縄を切ったと説明します。

作っておいた?、ふざけるなじゃあお前はいつでも逃げれたんじねえかと番頭が怒鳴りつけると、ケンは急いでその場から逃げ出し、村人は捕まえろと叫ぶんのですが、それを聞いた老婆がどうせ戦が始まったらどうにもならない、あの人はさっきも逃げれたのにわしらを山まで連れてきてくれたんじゃ、逃しておやりとなだめます。

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その時、ケンと親しい関係にあった娘、菊が走ってケンのもとに向かおうとするのですが、番頭が一度それを止め、無駄だと思うが持っていってもらいたいものがあると何かを菊に託します。

一人逃げ出したケンは山道を走って逃げていたところ、長い間拘束されていたため、思うように足が動かず、後から追いかけてきた菊においつかれてしまい、そこで道を知らないだろう、私についてきなと案内をされることになります。

その後、織田本陣に到着したケンを見て、菊はここは偉いさんがいるところだろ、アンタ入れるのかい?、先程から雨が止むことなく降っているため、早く雨を凌がないと、粉が溶けてしまうと心配始めます。

本陣に入ったケンは、村人たちが織田信長を裏切り、武田側についたことについて、それを許してくれるように信長に願いでるのですが、信長は裏切られたのは徳川家康であり、徳川次第であると答えます。

しかし、徳川家康は村人を許すことはまかりならぬといい、同盟者である織田信長の隊を襲ったこと、領主として許すことは出来ないと一歩も引きません。そこで、ケンは料理を作って来ると話し、菊が俺を織田本陣まで連れてきてくれた理由は、番頭から何かを預かって来たのではないかと確認します。

そレを聞いた菊は驚いて、葛粉を懐から取り出し、これを献上して許しを請うてこいと・・・、そして葛粉は村の命綱、村にとってはかけがえのないものだ・・・と、ケンにそれを差し出し、ケンはこれをつかせていただきます、徳川家康と村人の利害関係は一致していることを話しながら、料理をつくり始めるのでした。

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