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八代の車に同乗した悟が見たもの…それはあの「眼」だった?車内で交わされる八代との会話。信じたい?信じられない?不安な気持ちに心がざわつく…。果たして、悟の運命は!?物語が大きく転換する第6巻!! アマゾンより引用
僕だけがいない街 第6巻
第5巻からの続きになります。表紙には雪が降っている冷たそうな川の側で立っている2006年の悟と、リバイバル先の1988年の小学生の頃の悟が背中を向き合わせた状態で立っており、意味ありげにじっと正面を見つめています。
1988年。卒業式を終えて、担任の八代の車の助手席に乗っている悟が聞かされたのは、この車が八代の車ではないという衝撃的な答えであり、八代から一番幸せな瞬間って、それがどんどん更新されていくものだと思わない?と問われる悟は今現在、何が起こっているのかをまだ理解できていません。
八代は車の運転を行いながら淡々と話を続け、捜し物を見つけた時、そしてそれを手に入れた時、困難であるほど、難局を乗り越えた時の幸せの度合いは大きいものさ、君は僕に一つ嘘をついているね・・・。
さっき、僕に誘拐犯がいる設定っていっていたけど、君は誘拐犯がいると確信して行動をしている・・・と悟の方を向いて話を続けます。
そして、八代は動揺している悟に対して、そのことを受け入れるのに抵抗があった、信じられなかった、いや信じたくなかったんだ、僕の思考を先読みするような存在を・・・、その話を聞いていた悟はついに顔面蒼白になり、今の状況を把握していくことになるのでした。
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君と君の母親を車で送った日には、計画を実行に移す日だったんだ、なのに笑っちゃうよな、僕の獲物を横取りしようとする君の相談に、僕は真面目に答えていたんだからな。
悟、君に計画を阻止されたのはこれが2度目だ。それで偶然じゃないんじゃないかとの疑念が湧いた、そこで仲間から浮いていた美里にアイスホッケー観戦を勧めて、その情報を加代に伝えてみた。君が来れば疑念は確信に変わる。君が敵だとね・・・。
時間を見計らって、美里に下剤入りのドリンクを飲ませて、白鳥の弁当を発注しておいた、全てのピースが計算通りすべてうまくハマったよ、これこそ僕本来の姿だ・・八代が1人で話を続けてます。
嘘だ、嘘だ、嘘だと、八代が話をしている最中に、何度も八代の話を否定してた悟は、次第に真犯人は目の前いる担任の教師である八代であることを知り、泣きながらうつむいていた所、八代から僕達2人はゲームオーバーだよと言われます。
しかし、八代だけが車の外に出て、君はまるで未来から来たかのようだと話しつつ、車の中に悟を閉じ込め、バスケットボールをアクセルペダルに挟み込み、事故に見せかけて車ごと悟を冷たい川の中に落とすのでした。
この巻では衝撃の犯人の正体が分かり、悟が絶体絶命のピンチを迎えるのですが、悟はどうやってこの状況から抜け出せるのか・・・。
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