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20XX年、刑法第11条「死刑改正」。法務省より無作為に選ばれた国民100名は死刑執行人となり、死刑囚を処刑することを義務とする……。何者かに よって、最愛の妻・美樹を殺され、その罪を着させられた主人公・冴村亮。新死刑法によって「公開処刑」となった彼は、絶望的な状況下での「真犯人捜し」を 決意する……! 緊迫感みなぎる震撼ミステリー!! アマゾンより引用
真犯人!! 第1巻
表紙には若い男女が2人顔を併せて写真撮影しているようなシーンが描かれていて、その前方にこの男性だけが1人で走っていますので、真犯人のタイトルからして、何かから逃げている、もしくは追いかけているような印象を感じました。
死刑・・・、近年、死刑者の数は増加傾向にある、人1人の命を軽視しているのか、死刑囚は殺害された者の絶望をその身をもって知るべきではないだろうか・・・、20XX年、刑法第11条、死刑改正、法務省により無作為に選ばれた国民100名は死刑執行人となり、死刑囚を処刑することを義務とする・・・。
どうやら、死刑囚を裁判員のように選ばれた人たちが処刑代行をしないといけない時代になっているようです。
石川県・・・。
会社に遅刻すると冴村美樹に起こされているのは、旦那の沢村亮。無理やり起こされた後にテレビを見ていると、法改正による真処刑システムが始まった場面の現場が報道されていて、執行人達が死刑囚を探しているシーンが報道されています。
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それ見ていた冴村亮は馬鹿な奴だとタバコを吸いながら見ていたのですが、妻の冴村美樹は、人一人でも殺して有罪になったら、公開処刑なんておかしいよと、心配そうにテレビのニュースを見入っていたのでした。
この二人の夫婦、大変仲が良いらしくて、そのまま2人で腕を組んで会社に出かけていると、隣人に遭遇して、仲がいいので羨ましいと言われながら、コイツがやめられなくてとヘラクレスオオカブトムシの幼虫を見せたら、冴村亮は悲鳴を上げてしまいます。
それから車で保育園に向かっていた所、死刑囚がつい先程、26歳OLの女性を脅して、車を奪い逃走したニュースが流れ、死刑執行人のうち、数名が逃走車を追跡中とのことです。
保育園はどうやら冴村美樹の職場らしくて、子供を預けている訳ではないようで、この2人があまりにイチャつきながら出社するものですから、同僚がイライラして出迎えている状態。
冴村亮の勤め先は、親族企業らしく、冴村亮の父親が中学生の頃に自殺をした後、この会社を経営する叔父さんが引き取ってくれて育ててくれ、その後に就職をしたようですね。
TVをつけると、例の死刑囚を執行人が処刑するニュースばかりが報道されており、死刑囚の抵抗にあって執行人が怪我をしたなど、物騒な話ばかりであり、居酒屋でそれをみていた冴村亮たちは、そこで処刑された死刑囚をみながら、様々な想いを話しています。
その2年後・・・。
妊娠中の冴村美樹が何ものかに殺害されてしまい、裁判所に被告人として呼ばれたのが、冴村亮その人であり、裁判長から死刑判決が下されることになるのでした・・・。
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