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16世紀神聖ローマ帝国。魔女狩りで天涯孤独となった少女・エラは「魔女の子供達」を集めた女子修道院に収容された。仲間達との友情をあたためて穏やかな感情を覚えたエラだが、処刑人となる“栄誉”を授かってしまう。そして――友との日々にも新たな試練が…!? Amazonより引用
辺獄のシュヴェスタ 第5巻
第4巻からの続きになります。表紙にはエラとコルドゥラの2人が雪の積もった森のなかで脱獄の準備をしているシーンでしょうか、かなり緊張感のある綺麗なイラストになっていますので、この表紙を見てピンとくる人もいるのではないでしょうか?
この漫画、拷問道具である鉄の処女を題材とした中世の魔女裁判に関わる少女と謎の修道院が舞台になっているのですが、主役の少女・エラとそれを取り巻く人達の人間関係の描写が絶妙であり、見ていると大変面白いのでぜひ皆さんにも1巻から順番に見ていただきたいと思います。
では、早速緊迫した5巻を見ていくことにしましょう。
エラ達5人の少女は雨の中、大量の土石流が川を流れる様子を見ながら無言で沈黙を守りつつその場に座り込み、言葉を口にだすことなく泣きながらもその場を後にするのですが、これは4巻を見ていないと意味が分からない部分ですから、是非4巻を見て何故こうなっているのかを確認してみて下さい。
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次の朝、大雨だった夜の光景とは一変して、大雪が積もった景色に修道院が包まれていて、その様子を見たエラ達5人の少女は森に出ると足跡が残るため森に出れないこと、これでは新しい食料を取れないので、院の食料を盗むしか無い、しかし5人分を盗むのは難しい・・・そのような状況に陥っています。
ちなみに、1巻から見ればわかりますが、修道院の食料には薬物が含まれている為、そのことを知っているエラ達5人は食べるふりをして、近くの森で食料を調達して食べているのです。
エラはどうやったら食料を手に入れることができるのかを考えていると、雪かきをしている修道女達を見て何かを思いついたようなのですが、その時に副院長から呼び出されて、エラの仕事ぶりを評価し、監督生ではなく、庭師のハサミを勤める気はありますか?と問いただします。
これは問題のある修道女を殺害する処刑人の仕事であり、それを自分に任せたいとの話を聞いたエラは大変驚き、かつて自分が行った修道女の腕をノコギリで切り落とす仕事を思い出して震え始めるのですが、断っても他の修道女がしないといけないため、エラはどのような返事をすることになるのでしょうか?
開始から気が抜けないストーリーが延々と続いていきますので、是非見ていただきたい漫画の一つです。ただ次の6巻が最終巻とのことなので、それだけが気がかりです。
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