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戦国時代――――応仁の乱に始まった乱世により、足利将軍家の権力は完全に衰退。全国各地の有力武将が次々に天下に名乗りをあげた、群雄割拠のこの時代―――破竹の勢いで進撃を続ける織田信長軍に単身挑み、震え上がらせた女がいたことを、貴方は知っていただろうか―――!?史実をもとにした、ド迫力の合戦!! また合戦!!美しき姫武者!! 筋骨隆々にして美形の豪傑たち!!最強の戦国エンタテイメント・誕生!! Amazonより引用
村上海賊の娘 第1巻
表紙には日本刀を持った戦国時代の鎧を着用した女性が描かれており、タイトルが村上水軍の娘ですから、普通に戦国時代の村上水軍に関わる話であることが分かるデザインになっています。
戦国時代、応仁の乱に始まった乱世により、足利将軍家の権力は完全に衰退。全国各地の有力武将が次々に天下に名乗りを上げた・・・・。群雄割拠のこの時代、破竹の勢いで進撃を続ける織田信長軍に挑み、震え上がらせた女がいた。
このような感じで最初に物語の説明が行われていますので、大変わかりすく冒頭から話を読んで行ける内容になっています。戦国時代とか、村上水軍とか、この時の時代背景が分からない人でも、抵抗なく理解できるかと思います。
1567年、大阪本願寺。
そこには、戦国大名・織田信長と対立していた本願寺顕如が大坂本願寺に籠城を余儀なくされていて、次の合戦になった場合、織田信長に撫で斬りにされるので、この土地を信長に明け渡すことは出来ぬかと、顕如に説得をしている武将がいます。
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どうやら顕如はその考えに乗り気ではないらしく、ならば海しかない、信長は難波海を制しておらず、今もその当方の木津砦には、細々であるが、門徒が海より馳走に参っていると聞く、戦を続けたくば、毛利を動かし、海より50000人分の兵糧を手に入れるのだ。
その時、いくら毛利でも50000人分の兵糧を運ぶ手段がないと顕如達が話していた時、村上海賊の名前が出てくることになり、天下一の海賊に頼ることになりました。
瀬戸内海では、賃金を払って船に乗っている老人が船頭によろしくお願いしますと声をかけていると、船頭がいきなり船を戻せと話しながら、日本刀で切りかかり斬り殺してしまいます。
それを見た他の客たちが、話が違う本願寺木津砦までいく約束だと抗議をします。
しかし、船頭は日本刀を振り回しながら、一向宗など知った事か、お前らが持ち込もうとした米は全て頂く、本願寺はすぐに落ちる、そう言って船頭に命がけて抗議してきた男性の首を絞めて殺してしまいます。
この時代は、不逞の輩が荷船と偽り、客を乗せては殺害し、積み込んだ財産を奪うことが度々あったとそうです。
その後、船底に無理やり押し込められた乗客たちが、武装した船頭たちに監視されていると、どうやらこの船頭たちの船は村上海賊が支配する海域に入ってしまうのでした。
この漫画、織田信長が悪役になっている結構珍しい展開になっていて、本願寺顕如側の視点で話が進んでいますので、ある意味これまでにない新鮮さがあり、見ていても大変のめり込みやすい作品になっています。
戦国時代の話が好きな人には、お薦めです。
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