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自らの制御できない感情に思い悩むアルテを引き連れ、貧民街へとやってきたヴェロニカ。 そこにはヴェロニカと同じように、かつて高級娼婦として活躍していた女性の落ちぶれた姿が……。 ヴェロニカがアルテに問う「あなたの夢は何?」アルテの導き出した答えは――――。 アマゾンより引用
アルテ 第2巻
第1巻からの続きになります。表紙には余りお金がない貴族の娘のアトレが、女性は受け入れられないと門前払いされながらも、なんとか最後最後で偶然知り合った画家のレオに頼み込んでレオの画廊に弟子入りして、早速弟子として画廊で仕事をしているシーンが描かれています。
冒頭から高級娼婦のヴェロニカに馬車に乗せられて何処かに連れて行かれたアトレがここは何処なのか?とヴェロニカに尋ねると、ここにあなたに見せたいものがあると言われたので、アトレが場所中から外を見ていると、どこかの家から老婆が一人歩いて出てくることになります。
この老婆をアトレが見ていると、髪も疎らに抜け落ちて歯はスカスカ、肌もボロボロで老婆のようにみえるけど、まだ若い女性である事に気がつき、それを見ていたヴェロニカが彼女は私と同じ高級娼婦だったことを告げます。ただし、昔はね・・・とのことでした。
馬車の外を歩いている老婆のような女性は昔はそれはきれいな女性だったらしくて、よく手入れされた艶めく髪、白い肌、流行のきらびやかな服に身を包み、彼女が道を歩けば数十人の取り巻きの男たちがついて歩いたらしいのですが、現在は女衒につれてきてもらった客の相手をして日銭を稼ぐ状態。
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そう話していると目の前でお客に逃げられてしまったらしくて、怒鳴りつけられている様子を見たアトレは、不思議そうに高級娼婦だった彼女がどうしてこんなところに?、そうヴェロニカに尋ねると、ヴェロニカは恋をしたからよ、男に恋をしてしまって仕事を忘れるほど夢中になってしまったから、そうしているうち、あっという間に転落をして地獄の底に落ちたとのことです。
アトレは真剣にその話を聞きながら、真剣に女衒に殴り倒されている元高級娼婦の姿を見ながら、何かをじっと考えているようです。
それからシーンは代わり、レオの自宅で週に一度の肉の日とのことで、レオがたらふく食べるぞとアトレに声をかけて食事をしようとすると、アトレは食欲が無いので、今日はあまり食べれないとレオにそっと話しかけるとレオは怒り心頭になっている様子でした。
どうやら、アトレはヴェロニカに連れて行かれて見せられた元高級娼婦の現在の姿を見て、何かを考え込んでいるようですであり、ヴェロニカから夢を叶えたいのであれば、女であることや甘えを捨ててよそ見をしてはいけないこと、この世界は女にとって非常で一寸先は闇であることを聞かされた話がとてもきになっているようでした。
この漫画、中世の時代設定で貧乏な貴族の娘が親に反発して家を飛び出して、画廊として生きていく姿を描いた物語になります。大変おもしろいのでお勧めできる作品です。
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