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アルテ 第5巻|大久保圭 (著)

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新天地ヴェネツィアで画家として家庭教師として新たな生活を始めたアルテ。しかし彼女を待っていたのは、わがまま令嬢のカタリーナだった。カタリーナに振りまわされ悪戦苦闘するアルテだったが、ある夜、少女の“秘密”を見てしまう。 アマゾンより引用

 

アルテ 第5巻

 

第4巻からの続きになります。表紙にはヴェネツィアの水路を小舟で移動しながら、うっかりと画材の絵を水の中落としているのに気がつかないアルテが何処かを見つめているようです。中世の頃の街並みが大変良く書かれていますので、中世の時代背景が好きな人ならお勧めできる内容ですね。

初めてヴェネツィアに到着したアルテは、その港で色々な国の人達が集まっているを見てたいへん驚いているのですが、そこで大きな黒人の男性とぶつかりそうになり、それを見たアルテはこの男性が高い値で売れる商品であることを知り、人が売買されている事を知ることになります。

ヴェネツィアの水路を移動しながら、アルテは家庭教師を頼まれたカタリーナの屋敷に行くのかと思っていたら、どうやらアルテを引き抜いてきた貴族であるユーリの屋敷にさきに行く予定らしく、その屋敷に着くと当時最新の世界地図を見せられて、ヴェネツィアが世界から見ればとても小さい国であることを知ります。

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そこで、アルテはユーリの姪であるカタリーナの屋敷にすぐ行けない理由について、ユーリに訪ね始めるんですけど、ユーリは肖像像が制作の他に、カタリーナの家庭教師の仕事を依頼していたことを告げ、その家庭教師の前任の人がまだ姪の屋敷にいるため、その準備中は自分の屋敷に滞在するように伝えます。

それを聞いたアルテは、もしかして私のせいでその方が辞めさせられてしまったのか?、心配そうにユーリに尋ねると、ユーリは大笑いしながら、姪の歴代家庭教師の中で、こちらから辞めさせた人はひとりもない、今までの家庭教師は姪の行動に手を焼いてしまって辞めてしまった・・・覚悟したほうがいいと答えます。

どうやら、ユーリの姪のカタリーナは相当扱いが難しい少女のようで、それを聞いたアルテは画廊の師匠であるレオの事を思い出すのでした。

3日後。

貴族の女性の正装をしたアルテは、小舟に乗りヴェネツィアの運河を移動していくのですけど、その美しい姿を見た周囲の人たちは、思わず振り返ってしまうほどでしたので、元々貴族出身で育ちの良いアルテの女性らしさが伝わってくるシーンになります。

どうやら、アルテが着用している豪華なドレスは、ユーリの妹の服のようで、ようやく家庭教師をする予定のカタリーナの屋敷に到着をすることになります。

これから、アルテとカタリーナのやり取りが始まるわけですが、カタリーナが家庭教師に反抗的なのには理由があるらしく、アルテはその理由を知りながら複雑な事情を理解していくことになります。序盤を見ただけでも十分に面白い作品ですので、是非見ていただきたい一冊です。

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