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亜国(あこく)の姫でありながら冷遇されている亜姫(あき)。幼いながらも母の世話をしながら、明るく生きる亜姫はある日、金の髪と天の色の眼(め)を持つ奴隷の少年・薄星(はくせい)と出会う。境遇の違いを超えて、強い絆(きずな)で結ばれる二人だったが、その先に待っていたのは…!? 和泉かねよしの描く歴史ロマン超大作、待望の第1巻!! アマゾンより引用
女王の花 第1巻
表紙にはとても仲の良さそうな若い男女が描かれていて、かなり身分が高い昔の中国のような服装をしていますので、三国志時代の恋愛ストーリー展開かな?と思ったりもします。
たとえわずかな時でもいい、年老い皺深くなったこの手に、もう一度、あの星が還るなら、何も惜しくはない、もうなにもいらない・・・。
女王の花。そう呼ばれる伝説の花があります。古代の国、亜の女王が自分の墓に添えられることを願ったというその花は、千年に一度だけ咲き、どんな望みも叶える力があったといいます。女王の望みがなんだったのか、知る者は今は誰もいません。
昔々のお話です。
どうやら、建物や時代背景、衣類や家具などは昔の中国をイメージした時代設定であり、この漫画の中で設定された架空の国を舞台にしているようです。
亜・首都。
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新入りが王宮の厨房に呼ばれて、そこで指導を受けていた時、テーブルのまんじゅうを盗む女の子がいたのですが、実はそれは姫様だったのです。なんでも盗んだ品物が、土の国から王子に送られた特別な品だったらしく、逃げる姫様は今日はしつこいと思いながら見つからないように逃げていました。
すると、上空から金髪の少年が飛びおりてきて、一瞬惹かれたように二人で見つめ合っていると、そこに第二王妃がおや、姫様とやってきます。そして、金髪の男の子と指して、それが気に入りましたか?、その胡人の奴隷ですよと声をかけます。
この金髪の男の子は第二王妃の6歳の王子の誕生日に贈られた珍品らしく、赤毛や褐色の肌の胡人はみたことがありますが、あの目の色・・・、そうすると姫様が金髪の男の子の髪を掴み、人とも思えぬ獣のようじゃと話します。
第二王妃は、最近厨房に滋養のありそうな高価な品がある時に限って、ネズミが現れるとか、近々駆除をしてやらねばと、姫様が盗んでいるのを知っていて、あえてそのように嫌味っぽく話しかけます。
そして、お母様にお伝え下さい、とっととこの妾に正妃の座を譲れば、鼠の親子ぐらい棲まわせてやらないこともない、姫様のお母様は役立たずであると更にイヤミを込めて迫るのですが、それを聞いた姫様は、第二王妃が馬鹿だってわかったと笑顔で答えるのでした。
表紙の若い男女は、この姫様と奴隷の男の子が成長した姿ですね。
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